カーリングの元ラガーマン、アジア制覇へうずく大胸筋「筋肉は整っている」
最も自信があるのは大胸筋、「決勝でも筋肉全開で」
分厚い胸――。それもそのはず。元ラガーマンだ。富良野高時代はラグビー部に在籍。肉弾戦で培った筋骨隆々とした肉体は、カーリング選手のものとは思えない。半袖から覗く怪腕で力強く氷上を掃くスイープは、この日も随所で光った。
ベンチプレスは最高137キロ。“氷上のキン肉マン”の最も自信のある部位は「大胸筋です!」。試合前には高校のラグビー部のチームメートから「大事な試合だな。頑張れよ」と連絡をもらい、励みにした。
「筋肉の状態は整っています。決勝でも筋肉全開でパワフルなショットを道民の皆さんにお見せしたい」
高らかに地元のファンに宣言した山口。決勝は24日、予選リーグで敗れている中国戦。リベンジ、そして、アジアの頂へ――。大胸筋は、早くもうずいている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images