選手権初優勝を飾った青森山田の新たな取り組み “鍵”となった「入浴」
第95回全国高校サッカー選手権で初優勝を成し遂げた青森山田高校。JリーグFC東京内定のGK廣末陸、ジェフ千葉内定のMF高橋壱晟ら個人能力の高い選手たちが各ポジションで躍動したが、見逃せないポイントは短期決戦の中で負傷離脱者が出なかった点だ。コンディショニング面でもチームは非常に気を使っていた。
コンディショニングに気を使い、短期決戦でも負傷離脱者は出ず
第95回全国高校サッカー選手権で初優勝を成し遂げた青森山田高校。JリーグFC東京内定のGK廣末陸、ジェフ千葉内定のMF高橋壱晟ら個人能力の高い選手たちが各ポジションで躍動したが、見逃せないポイントは短期決戦の中で負傷離脱者が出なかった点だ。コンディショニング面でもチームは非常に気を使っていた。
1月2日の初戦から9日までの1週間で、5試合を戦うハードスケジュール。準々決勝までは40分ハーフ、そして準決勝と決勝では45分ハーフの試合を戦う中で、疲労が徐々に蓄積されていく。過去の大会でも、主力選手がテーピングを分厚く巻いて、ケガを押してプレーする姿は何度も見られた。
しかし、今大会の青森山田は決勝戦の試合中に守護神の廣末が左足付け根を痛めるアクシデントこそあったものの、故障離脱に泣くことはなかった。DF小山新は裏方への感謝を口にした。
「トレーナーの若松(佑弥)さんが常に選手と近い距離でコンディションをコントロールしてくれました。セルフケアでもストレッチや交代浴など、トレーナーからの指示を受けて、しっかりと怠らずにやってきました。それが全員同じピッチに立てて、一人も欠くことなくスタメンで出られた結果になったと思います」