「技術」より「メンタル&体力」優先? 韓国ゴルフ界に見る強化方針とは
“組織的なマインド”とは…
「代表チームが海外の試合で善戦できているのは、“3心”があるからだと思います。初心、孝心、忍耐心が個人的な動機付けだとすれば、冬季合宿では組織的なマインドを鍛えあげます」
この“組織的なマインド”とは国家観、代表選手としての姿勢、団体生活の基本、連帯感、所属感、自負心のことを指しているという。
「これらを選手たちに教え、体力と基本的な常識を教えてあげるのがこの合宿の目標なんです」
国を背負う代表選手に選ばれるということは、そもそもどういう意味合いがあるのか――それらを韓国の選手たちはアマチュアのころから、徹底してたたき込まれているという。2011年まではゴルフのスイングの技術強化をベースに、体力トレーニングを行うプログラムが主だった。だが、12年からはバランストレーニングと教養講座が加わり、プログラムは大幅に改善されたという。