朴セリの涙でイ・ボミが思い出した言葉 ゴルフを続けるために必要なこと
パクの引退は「本当に信じられない」
現在、米ツアーで活躍する世界ランキング1位のリディア・コや同7位でリオ五輪金メダリストのパク・インビ、そして日本でプレーするイ・ボミやキム・ハヌル、申ジエ、アン・ソンジュもみんな“セリ・キッズ”だ。
パク・セリが涙を流す引退セレモニーを見ながら、イ・ボミはある言葉を思い出していた。
「(引退は)本当に信じられません。まだまだできると思っていましたし、50歳までできると思ってもいましたから・・・・・・。でも、こう言われたんです。自分の時間をしっかり持たないといけないって。趣味を持ったり、リラックスできる時間を持たないとゴルフは長く続かないって言うんです。だから私もゴルフ以外の時間をちゃんと作っていかないといけないですね」
韓国に帰って家族や友人と過ごして鋭気を養うことが、今のイ・ボミには貴重な時間の過ごし方なのだろう。「それでも頭の中は休まることがないです」と笑う。
「ディフェンディングチャンピオンとして出場する試合もあり、2年連続賞金女王のタイトルもかかっています。いろいろと難しいですが、楽しくいかないといけないですよね!」
今季は残り6試合、すべてに出場予定のイ・ボミ。2年連続賞金女王という大きなタイトルに手が届きそうな緊張感のなか、どれだけ楽しくプレーできるかが大きなカギとなりそうだ。
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金 明昱●文 text by Myung-wook Kim