バスケのアリウープとは なぜゴールテンディングにならないの?
アリウープとは、高く投げられたボールをジャンプして受け、着地せずにそのままシュートするプレーのことです。この記事では、なぜアリウープがゴールテンディングにならないのか説明します。
アリウープとは、高く投げられたボールをジャンプして受け、着地せずにそのままシュートするプレーのことです。
アリウープでは、リム付近に出されたパスを空中で受けた選手がダンクシュートを決める場面が多く見られますが、必ずしもダンクシュートでなくても良く、着地せずにレイアップなどを決めてもアリウープとなります。
なぜアリウープはゴールテンディングの反則にならない?
アリウープの例
アリウープはリム付近にボールを投げることが多いですが、ボールを受けた選手はなぜ「ゴールテンディング」の反則にならないのでしょうか。ここではその理由を解説します。
ゴールテンディングとは
まず、ゴールテンディングがどのような反則なのか見てみましょう。日本バスケットボール協会公式サイトが公開している【2021競技規則】第5章の第31条には、次に説明されています。
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1.フィールドゴールのショットで、ボール全体がリングの高さより上にある間にプレーヤーがボールに触れた場合、以下のいずれかの条件を満たしているときにゴールテンディングになる:
・ボールがバスケットに向かって落ち始めている。あるいは、
・ボールがバックボードに触れた後。
2.フリースローのショットで、バスケットに向かっているボールがリングに触れる前にプレーヤーがボールに触れるとゴールテンディングになる。
3.ゴールテンディングの規定は以下の状況になるまで適用される:
・ボールがバスケットに入る可能性がなくなる。
・ボールがリングに触れる。
ここで重要なのは、ゴールテンディングが「シュート」に対して適応される反則であることです。アリウープの場合、1のような状況であっても放たれたボールが「パス」であるため、受け取った選手に対してゴールテンディングは適用されません。
(THE ANSWER編集部)