[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

大坂なおみとの絆は「デスノート」から生まれた バイン氏が築いた“信頼のカタチ”

34歳の若さながら16年のコーチ歴を誇るバイン氏【写真:mika】
34歳の若さながら16年のコーチ歴を誇るバイン氏【写真:mika】

試合後のインタビューで飾らぬ姿「無邪気さと素直さを失わない」

 バイン氏はドイツ出身ではあるが、スラブ系のクロアチア人で「自分のことはドイツ人という括りでは見ていない」という。コーチとして、アフリカ系アメリカ人のセリーナ・ウィリアムズ、ベラルーシ出身のビクトリア・アザレンカ、デンマーク出身のキャロライン・ウォズニアッキらのパートナーを務めた。

「僕はいろいろな場所で暮らしてきた。今はアメリカに住んでいるけど、アメリカ人というわけではない。だからこそ、いろいろな文化を受け入れられるし、つながりを感じられるんだと思う」。ハイチ系アメリカ人の父と日本人の母を持ち、アメリカで育った大坂との出会いは、偶然ではなく必然だったのかもしれない。

 大坂と言えば、試合後にコート上で行われるインタビューで見せる型にはまらない受け答えも人気だ。ベテランの中には、試合後のインタビューで毎回同じ答えしか繰り返さない選手もいる。だが、大坂が見せるのは等身大の姿。34歳の若さながら16年のコーチ歴を誇るバイン氏にとっても、大坂のキャラクターは「とても新鮮だ」と目尻を下げる。

「彼女は正直で、自分の感情をオープンに伝える。今ではあれだけの大スターになったのに、無邪気さと素直さを失わない。悲しい時は悲しいと言うし、うれしい時はうれしいと言う。偽りのない感情を見せるんだ。僕は尊敬を覚えるくらい。みんな彼女から教えられることは多いんじゃないだろうか」

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集