[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

春V後に監督交代 香川中央、平坦じゃなかった春夏連覇 進化した「堅守速攻」

2度目の優勝を遂げた香川中央高校【写真:山田智子】
2度目の優勝を遂げた香川中央高校【写真:山田智子】

敗れた愛知・川瀬監督も称賛「さすが春の覇者ですね」

 準々決勝の神戸国際大付(兵庫)戦では、田中監督が今大会のMVPに挙げるキャプテンの田井健志を中心に身体を張った守備で1点差で逃げ切り、準決勝では一度は逆転を許すも、ディフェンスからリズムを引き寄せて、強豪・興南(沖縄)に競り勝った。

 決勝も、後半14分に18-18の同点に追いつかれるが、GK大道がビッグセーブで愛知の決定機を何度も阻むと、木太隆雅が連続で速攻を決めて、試合を決定づけた。

 初戦に負傷交代した影響もあり、大会序盤は波に乗れていなかったという大道だが、「自分がノーマークのシュートを止めれば、チームが勢いに乗ると思った。これまで日本一のキーパーになるんだという強い気持ちで、練習や私生活から取り組んできた。優勝という結果につながって、うれしい」と目を潤ませた。

 一方、敗れた愛知の川瀬秀一監督は「毎日が決勝というような組み合わせを戦ってきて、選手がグッと成長してきたので、この勢いで勝ち切りたかったんですが、さすが春の覇者ですね」と香川中央を称え、最後まで戦い抜いた選手を「元々素質のある選手でしたけど、うまくなりましたし、たくましくもなった。お疲れさまと言いたい」と労った。

(山田 智子 / Tomoko Yamada)

1 2

山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集