[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

桐光学園、耐えに耐えて2年連続決勝 FW西川潤が土壇場V弾「最後に決め切れた」

昨年は決勝で涙、桐光学園が培った“らしさ”で初のインターハイ制覇へ

 ディフェンシブサードでの頑張りは、後半ディショナルタイムに最高の形で報われる。カウンターからMF佐々木ムライヨセフ(3年)が左サイドを単騎突破。中央への折り返しを西川がきっちり決めた。前半に3度の決定機を外していたからこそ、「2~3点は決められたと思う。ちょっと力み過ぎた。でも最後に決め切ることができて良かった」と喜びもひとしおだ。

 アシストに成功した佐々木はもともとFWの選手だ。ウイングバックで起用されるようになったのは今年の6月からと経験値不足は否めない。それでも「守備を6割くらいで考えて、前へ行けるは出ていく」と狙いを持って試合に臨み、最後は本来の攻撃性能を発揮。不慣れな守備で奮闘しながら、試合終了間際の単独突破で決勝点を生み出した。

 2試合連続で計3得点を挙げている西川が注目を浴びるのは当然のこと。しかし、桐光学園の強さは西川だけにあらず。決勝で涙を呑んだ昨年のインターハイ決勝と、まさかの0-5で大敗した昨年度の冬の選手権を経て、一歩一歩粘り強さを増してきた。迎える決勝でも桐光学園が培ってきた“らしさ”を出せれば、初めてのインターハイ制覇が見えてくるだろう。

◇インターハイのサッカーは7月26日から8月1日まで熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。

(藤井雅彦 / Masahiko Fujii)

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集