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【サッカー】「自分たちが主役の大会」へ 進化が止まらない山梨学院のエースFW宮崎純真とは

進化が止まらない。全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技は、11日に準々決勝を迎える。勝ち残った山梨学院(山梨)では、エースFW宮崎純真(3年)が強い輝きを放っている。1回戦と3回戦で得点。優勝候補の一角、市立船橋(千葉第2)を破った2回戦でも得点につながる突破を見せた。

山梨学院(山梨)で輝きを放つエースFW宮崎(3年)【写真:平野貴也】
山梨学院(山梨)で輝きを放つエースFW宮崎(3年)【写真:平野貴也】

8強進出の山梨学院を牽引する注目ストライカー

 進化が止まらない。全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技は、11日に準々決勝を迎える。勝ち残った山梨学院(山梨)では、エースFW宮崎純真(3年)が強い輝きを放っている。1回戦と3回戦で得点。優勝候補の一角、市立船橋(千葉第2)を破った2回戦でも得点につながる突破を見せた。

 1年次からドリブルの推進力は目立っていたが、最高学年を迎えて攻撃の起点としての存在感は、大きく増した。市立船橋戦では、相手の守備ラインとの駆け引きから、少し下がってパスを呼び込み、ターンやドリブルキープでチーム全体が攻撃に移る時間を作り続けた。安部一雄監督も「彼にボールが入ったときに、攻撃のスイッチが入る」と認める、キープレーヤーだ。前半23分に生まれた、この試合の唯一のゴールは、味方DFからのパスを受けた宮崎がドリブルで仕掛け、パスが相手に当たったボールを、味方MFが押し込んだものだった。

 宮崎は「自分のところでボールを収めて、スピードを上げてカウンターを仕掛ける流れで、ボールを収められて良かった。1年のときは、あまり余裕がなかった。でも、昨年、今年と(高円宮杯U-18)プリンスリーグ関東で強い相手と戦って、分かって来て、自信になった。だから、市立船橋が相手でも臆することなく仕掛けられた」と手ごたえを話した。プリンスリーグ関東は、昨冬の全国高校選手権を制した前橋育英(群馬)や、今夏の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会で準優勝した大宮アルディージャユースなど強豪がひしめくリーグで、全国のプリンスリーグの中で最もハイレベルと言われている。宮崎は、7月に5-2で勝った東京ヴェルディユース戦でハットトリックを達成。自陣ゴール前から相手ゴール前まで単独で持ち運んでシュートを決める場面もあり、自信を深めてきた。

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