【バスケ】東海勢以外で唯一4強の大阪桐蔭 “完全アウェー”で敗戦にもひと際光ったもの
応援団長は充実感「本当にやり切りました」
「『バブリーダンス』をやった後は流れが変わることが多いので、いつも第4Pのタイムアウトで歌います」(米原)
“ラッキーソング”に込められたメッセージを感じた大阪桐蔭の選手は、第4P終盤、松川侑里香(1年)の連続得点などで猛追を開始。反撃は届かなかったが、コートの選手は最後まで足を止めることなく戦い続けた。
「第4Pは応援が力になったと思います。本当にやり切りました」と米原の表情は充実感にあふれていた。
「(去年のウインターカップで優勝したときの)スタートメンバーがだれもいない、全く新しいチームで、上背もない中、本当によく頑張ってくれたと思います。『弱いチームなのだからチャレンジしていこう』を合言葉にしてきた。本当によくやってくれたと思います」と森田久鶴コーチもベスト4を勝ち取った選手の成長に目を細める。
コートに立つ選手、ベンチでサポートする選手、応援席で声をからす選手、それぞれが自分の役割を全うすることでチームは強くなる。新生・大阪桐蔭は、それを証明した。
(山田 智子 / Tomoko Yamada)