【バスケ】連覇目指す岐阜女子が雪辱成功 指揮官は涙「普通にやっても勝てない。選手たちが…」
全国高校総合体育大会(インターハイ)のバスケットボール競技は4日、男女の3回戦が行なわれた。昨冬のウインターカップ準優勝の安城学園(愛知)と昨夏のインターハイ女王・岐阜女子(岐阜)の注目の一戦は、終盤に猛攻を見せた岐阜女子に軍配が上がった。
インターハイ女子バスケ、強豪同士の注目の一戦は岐阜女子に軍配
全国高校総体(インターハイ)のバスケットボール競技は4日、男女の3回戦が行われた。昨冬のウインターカップ準優勝の安城学園(愛知)と昨夏のインターハイ女王・岐阜女子(岐阜)の注目の一戦は、終盤に猛攻を見せた岐阜女子に軍配が上がった。
「おめでとうございます」の声に喜びいっぱいの笑顔を返した岐阜女子の安江満夫コーチだったが、「(ウインターカップ準々決勝で79-105で敗れた)リベンジができましたね」と切り出すと、20秒ほど沈黙し、目頭を抑えてうつむいた。
涙を拭って沈黙を破ると、「去年ウインターカップで、(エースセンターの)クンバが怪我をして、自分たちのバスケットをやらせてあげられなかったことを非常に後悔していた。今年の安城学園さんは本当に力があるチームで、普通にやっても勝てない。選手たちが練習をひたむきに取り組んできたことがこういう結果につながったと思います」と選手を讃えた。
序盤は安城学園がペースを握った。絶対的エースで、U-17日本女子代表の中心選手でもある野口さくら(3年)が二人がかりで徹底マークされたのを逆手に、深津彩生(3年)が3本の3Pシュートを決めるなど奮闘。第1Pは安城学園が15-10とリードして終える。
「野口をいかに抑えるかをチームとして取り組んできました。(出だしは)野口を守りすぎて、深津にやられてしまった。前半で14点取られたのが、逆によかったです」と安江コーチはすぐさま守備を修正。第2P開始早々、岐阜女子が今大会の秘密兵器・安江沙碧梨(3年)のバスケットカウント、林真帆(2年)のミドルシュートで試合を振り出しに戻すと、その後は一進一退の攻防が続く。