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【サッカー】前橋育英が完封発進 U-17代表候補のGK伊藤有里彩「最終的に勝てばアピールになる」

黄色と黒のユニフォームの“タイガー軍団”前橋育英がが虎の子の1点を守り切る【写真:山田智子】
黄色と黒のユニフォームの“タイガー軍団”前橋育英がが虎の子の1点を守り切る【写真:山田智子】

GK伊藤はU-17女子W杯出場へ「最終的に勝てばアピールになる」

 聖カピタニオがCKを獲得すると、コーチングが持ち味の前橋育英GK伊藤から「昨日やったことだよ」と声が飛んだ。

 長身を活かした、打点の高いヘディングが武器のFW神谷を封じるため、前橋育英はマークを2枚つけて対策。「相手(聖カピタニオ)がセットプレーで(点を)取っているというのは分かっていたので、十分準備をしてきた」と大手真智子監督は胸を張る。

 一方の神谷は、「自分が下がれば2人がついてきたので、そのスペースをうまく使ってもらいたかったんですけど、そういう練習をあまりしていなかったので……」と力を落とす。

「CKで決め切れていれば自分たちの流れになっていた。そういう決定力という面で、全国に通用しないなと感じたので、冬までには全員で決定力や守備の面をできるようにしたい」

 また11月にウルグアイで開催されるU-17女子W杯に向け、「選ばれるために、前でしっかり追いかける守備や、自分にボールが入ったらみんなが安心してプレーできるような選手になって、どんな試合でも苦しい時に点をとってチームを助けられるようになりたい」と気持ちを切り替えた。

 再三にわたり好セーブを見せ、U-17日本代表へアピールしたGK伊藤は「最終的に勝てばアピールになると思うので、アピールもしつつ、しっかり勝っていきたい。目標は優勝ですが、まずは明日のこと。一戦一戦考えてやれば、目標にたどり着くと思う」と明日(2日)の2回戦、福井工大福井(福井)戦へと静かに闘志を燃やした。

◇インターハイの女子サッカーは8月1日より5日間にわたって熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。

(山田 智子 / Tomoko Yamada)

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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