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【バレーボール】鎮西連覇の夢途絶える、高校最強エース水町泰杜は号泣「勝てなかったのは自分の責任」

全国高校総体(インターハイ)のバレーボール男子の準決勝が30日、三重県内で行われ、決勝進出の2校が決まった。鎮西(熊本)は市尼崎(兵庫)と対戦。1-2(21-25、25-19、18-25)で敗れ、連覇の夢がついえた。高校NO1のエース水町泰杜(2年)は「自分の実力不足。勝たせられなかったのは自分の責任です」と試合後、号泣した。準決勝のもう1試合は洛南(京都)が駿台学園(東京)に2-1で逆転勝ちし、14大会ぶりに決勝進出を決めた。

鎮西のエース水町泰杜【写真:編集部】
鎮西のエース水町泰杜【写真:編集部】

インターハイ男子バレーボール準決勝、鎮西が市尼崎に敗れV2はならず

 全国高校総体(インターハイ)のバレーボール男子の準決勝が30日、三重県内で行われ、決勝進出の2校が決まった。鎮西(熊本)は市尼崎(兵庫)と対戦。1-2(21-25、25-19、18-25)で敗れ、連覇の夢がついえた。高校NO1のエース水町泰杜(2年)は「自分の実力不足。勝たせられなかったのは自分の責任です」と試合後、号泣した。準決勝のもう1試合は洛南(京都)が駿台学園(東京)に2-1で逆転勝ちし、14大会ぶりに決勝進出を決めた。

 試合後、水町は涙が止まらなかった。「悔しいです。自分が打ちきれなかったから負けた。自分の実力不足です」と顔を覆いながら言葉をつないだ。

 前年優勝。1月の春高バレーも制し、今季は国体も含めた3冠制覇も夢ではなかったが、4強で散った。旧チームには鍬田憲伸(現中大)という絶対的な存在がおり、水町とのWエース体制でその分、マークも分散された。しかし鍬田が卒業し、相手のマークは水町に集中。それでも第2セットでは強烈なバックアタックを立て続けに決めるなど奮闘。最終セットは点差が開く展開にも、主将としても最後までチームを鼓舞し続けたが、逆境を跳ね返すまでには至らなかった。

 前日に両足がつった影響もあっただろう。動きにはややキレを欠いたが言い訳にはしなかった。「試合に向けての準備が足りなかっただけ。ここでやれなかったら、鎮西のエースじゃない。勝負所での1点が取り切れなかったのは、エースとしての力が足りなかった。勝たせられなかったのは自分の責任です」。重すぎるほどのエースの自覚故か、最後まで自らを責め続けた。

「やらなきゃいけないことはたくさんある。もう1度1からチームを作って、今度はもっと上位までいけるようにしたい」

 181センチと身長はさほど大きくないが、驚異的な跳躍力から繰り出すスパイクと、巧みにコースに打ち分ける技術も高く、Vリーガーからも高い評価を受けている。まだ2年生。リベンジの機会はまだまだ残されている。

◇インターハイの男子バレーボールは7月27日より4日間にわたって熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。

(THE ANSWER編集部)

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