【ホッケー】岐阜総合学園、5-0完封発進も 想像を超えた“地元の緊張感”「みんな固まっていた」
監督は辛口評価「課題が多い内容」、2得点の澤井「地元Vで恩返ししたい」
42分にはFW丹羽巧磨(3年)がドリブルで持ち込み、GKをかわして追加点。さらに第4Q開始早々、こぼれ球に反応した澤井がリバースで押し込んで4-0とすると、49分には右サイドでボールを受けた澤井が、逆サイドで待ち構えるFW山村晃生(1年)がダメ押しとなる5点目を挙げて勝利を決定づけた。
巻総合もロングボールをFWにつないで反撃を試みたが、岐阜総合のDFが落ち着いて対応。岐阜総合が5-0の完封で地元勝利を飾った。
岐阜総合の酒井監督は、「勝ちはしたが、課題が多い試合内容だった。全員で攻撃、全員守備。みんなでサポートし合ってゲームを進めるのが岐阜総合のホッケー。今日はそこが単発というか、一人一人のプレーに任せてしまったところがあった」と完封勝利にも辛口評価。
2得点1アシストで勝利に貢献した澤井も「今日(のプレー)はあまり良くなかった。開催地でたくさんの期待があるので、地元で優勝して恩返ししたい。自分がチームを勝たせるくらいの気持ちで、どんどん前向きにプレーしたい」と地元での2004年以来の優勝に向け、決意を強くした。
◇インターハイの男子ホッケーは28日から5日間にわたって熱戦が繰り広げられる。今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。インターハイ全30競技の熱戦を無料で配信中。また、映像は試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
(山田 智子 / Tomoko Yamada)