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守備の福岡第一か、攻撃の開志国際か インハイ男子バスケ決勝、両者警戒する展開は?

開志国際の介川アンソニー翔は迫力あるプレーを見せ、準決勝では36得点をマークした【写真:平野貴也】
開志国際の介川アンソニー翔は迫力あるプレーを見せ、準決勝では36得点をマークした【写真:平野貴也】

開志国際の富樫ヘッドコーチはジョーク交じりにけん制

 一方の開志国際は、攻撃力が武器だ。準決勝では87-74で中部大第一(愛知)を破った。フォワードの介川アンソニー翔(3年)が迫力あるドライブやキレのあるアウトサイドシュートで36得点と大活躍。さらにシューターの平良宗龍(1年)が3ポイント5本を含む19得点。介川が中に切り込み、相手の守備がゴール下に寄れば、平良が外から決めるという揺さぶりで主導権を握った。平良は「中学では、中でプレーするタイプだったけど、開志には中でプレーできる選手はたくさんいるので、アンソニーさんとかに相手が寄った時の外のスルーを磨こうと思ってシューティングをたくさんやってきた」と練習の成果に手応えを示した。

 決勝戦では、福岡第一の守備を打ち破れるかどうかが鍵になる。介川は「福岡第一はオフェンスの時に、すごいプレッシャーに来ると思う。ダブルチームとかされても、ちゃんと顔を上げて空いている選手を見つけるなど、焦らないようにプレーしたい」と警戒を強めていた。

 じっくりと攻め合えば、開志国際に分がありそうだが、福岡第一のプレスディフェンスが炸裂すれば、試合のペースは一気に傾く。開志国際の富樫英樹ヘッドコーチは「明日は(ルールで)プレスをなしにしましょう。正々堂々、ハーフ(コート)マンツーマンで勝負しましょう。そういう感じにしてもらいたい」とジョーク交じりにけん制をかけた。

 福岡第一が勝てば、2019年以来3年ぶり4度目の優勝。開志国際が勝てば、2018年以来4年ぶり2度目の優勝となる。決勝戦は、8月1日の11時40分から高松市総合体育館で行われる。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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