J内定&プロ注目の神村学園コンビ、初戦敗退に涙 最後の選手権へ「死に物狂いになる」
プリンスリーグ九州では無敗の首位、選手権での躍進誓う
神村学園の有村圭一郎監督は「自分たちのリズムでできず、最後までピッチが上がらなかった。コンディションの問題は互いにあり得るが、(しっかりと)戦えずに終わってしまった。フィニッシュのところまで持っていけなかったし、勢いがなかった」と、不本意な内容に終わったゲームを振り返った。それと、もう一つ「これは互いにあり得ること、(敗因として)言ったら言い訳になる。このことに対して、選手がモチベーションを上げて取り組めなかったこと。モチベーションを上げさせて(自分たちスタッフが)やらせきれなかったところ」と話した上で、大会前の準備期間、主力選手に新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者が出て隔離を行わなければならず、選手のコンディションが上がらなかった部分があったことを明かした。大会辞退を余儀なくされたチームもあり、まだまだコロナという敵との戦いも続いている。
能力の高い選手を抱える神村学園は、プリンスリーグ九州では無敗で首位。力があるのは間違いない。福田&大迫が高校サッカーで最後に臨む大一番は、冬の全国高校選手権。本領を発揮できずに終わった夏の悔しさをぶつける最後の舞台に向け、大迫は「もう、こんな思いは絶対にしたくない。もっと死に物狂いに、勝利にどん欲になって、もう最後、絶対に勝ちます」と歯をくいしばるように言い切った。
注目コンビは、最後の舞台で本領を発揮できるか。全国への再挑戦を目指す。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)