“太鼓23個”のド迫力応援で圧倒も…PK戦で涙 無念の立正大淞南が誓う冬のリベンジ
主将MF肥塚秀斗、冬の選手権へ「すべてをレベルアップさせたい」
PK戦は、相手GKに3本止められて2-3で敗れた。主将を務めるMF肥塚秀斗(3年)は「淞南の応援は、日本一の応援だと思っている。メンバーに入れなかった仲間たちの分まで、目標達成を果たしたかった。1回戦で終わってしまい、申し訳ない気持ち」と、大応援の期待に応えられなかったことを悔しがった。
今後は、夏の悔しい経験を糧として、レベルアップを目指す。肥塚は「全国大会は、ちょっとした間合いでも点を決められることとか、苦しい時にどれだけ自分たちのサッカーをできるかが大事と南先生からずっと言われていたのに、試合で生かせなかった。今後は冬の選手権に向けて、もっと突き詰めて、すべてをレベルアップさせられるように練習したい」と巻き返しを誓った。
アイデア豊かなセットプレー、大迫力の応援など、見る者にインパクトを残すことはできたが、やはり欲しいのは勝利という結果。アイデアを出すのは、得意なチーム。胸に響いた大応援に応えられなかった夏の悔しい経験を、冬に向けてどのように生かすのか。全国の舞台へ再挑戦するために、他の出場チームよりも一足早く目標を切り替える。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)