高2で規格外HR「石原と言ったら…」 体重110kg、デッドリフト210kg…大物感が漂う名前の由来――神戸国際大付・石原悠資郎
「嵐を呼ぶ男」が、神宮に降臨した――。野球の明治神宮大会(神宮)は15日、高校の部2回戦で神戸国際大付(近畿)が中京大中京(東海)にホームラン3本の一発攻勢で7-0の7回コールド勝ち。度肝を抜いたのは、5番・石原悠資郎左翼手(2年)が逆方向に叩き込んだ衝撃アーチ。往年の大スターと同じ読み名で「嵐を呼びました!」とドヤ顔を決めた。

明治神宮大会 高校の部2回戦
「嵐を呼ぶ男」が、神宮に降臨した――。野球の明治神宮大会(神宮)は15日、高校の部2回戦で神戸国際大付(近畿)が中京大中京(東海)にホームラン3本の一発攻勢で7-0の7回コールド勝ち。度肝を抜いたのは、5番・石原悠資郎左翼手(2年)が逆方向に叩き込んだ衝撃アーチ。往年の大スターと同じ読み名で「嵐を呼びました!」とドヤ顔を決めた。
令和の「ゆうじろう」が打席をステージに変えた。
神宮がどよめきに包まれたのは1-0で迎えた2回先頭。石原は外角高めに逆らわずバットを振り切ると、どデカい打球が神宮の空に舞い上がった。長い滞空時間の末に右中間最深部に着弾。高校通算15本目のアーチは、うれしい公式戦1号になった。
178センチ、110キロの体格から高校生離れしたパワーをいかんなく発揮。「公式戦で1本も打ったことなかったけど、この神宮という場面で打てて良かったです。打った瞬間は結構良い手応えで『伸びてくれ』という感じでした」。さらにタイムリーも放ち、2安打2打点。3発が飛び出し、コールド勝ちした強力打線を牽引した。
名前は石原悠資郎。祖父の「石原と言ったら『ゆうじろう』だろう」の一声で、この名前に。「めちゃくちゃ気に入ってます」と悠資郎。“本家”石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」をよく聞くといい、本人は「名前負けしないようにできたので良かった。今日も嵐を呼びました!」と100点満点の回答で報道陣を笑わせる大物ぶりだ。
岡山市出身。野球を始めたのは小1から。幼稚園で人一倍体は大きく、高校入学時点で117キロあった。当初150キロだったデッドリフトは210キロまで伸び、低反発バットに負けない筋力を磨いた。
ただ、実は減量指令が出ており、目標は15キロ減の95キロ。「もっと減らさないといけないんです」と頭をかく。周りのバッティング練習を待つ間に自主的に体を動かすなど、絞り込みに余念がない。「キレを出した方がもっと飛ぶ。筋肉を落とさずに体重を落としていきたい」。肉体改造でさらなる進化を思い描いている。
強打のチームに憧れ、神戸国際大付に進んだ。新チームは近畿大会を制覇。5年ぶりのセンバツ出場を当確させ、入学後初の甲子園に胸躍るが、目指すは秋の日本一。令和の「ゆうじろう」は中継インタビューでマイクを向けられ、最後に「絶対に全国制覇です!」と言い切った。もっと荒々しい秋の嵐を神宮に呼び込む。
(THE ANSWER編集部)
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