横浜の2年連続の決勝惜敗に悔い 指揮官「もっといい采配あった」「相模さんの執念もあるけど…」
第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は24日、横浜スタジアムで決勝を行い、横浜は東海大相模に4-6で逆転負け。21回目の夏の甲子園出場はならなかった。慶応に5-6で敗れた昨年に続き、2年連続で県大会決勝での惜敗。しかも終盤で逆転を許したのも同じとあり、試合後の村田浩明監督は「勝たせられなかった自分の責任。もっといい采配があった」と敗戦の責任を負った。
第106回全国高校野球選手権・神奈川大会
第106回全国高校野球選手権の神奈川大会は24日、横浜スタジアムで決勝を行い、横浜は東海大相模に4-6で逆転負け。21回目の夏の甲子園出場はならなかった。慶応に5-6で敗れた昨年に続き、2年連続で県大会決勝での惜敗。しかも終盤で逆転を許したのも同じとあり、試合後の村田浩明監督は「勝たせられなかった自分の責任。もっといい采配があった」と敗戦の責任を負った。
試合は初回、横浜が「3番・捕手」で先発した椎木卿五(3年)の適時二塁打で先制。3回にも椎木が右翼スタンドへソロ本塁打を叩き込み2点のリードを奪った。同点にされた直後には、6回無死二、三塁から小野舜友投手(1年)が左翼線へ2点適時打を放ち勝ち越した。
ただ8回、東海大相模の反撃を許す。「1番・右翼」の三浦誠登(2年)に中前2点適時打を許し同点とされると、さらに1死満塁から「3番・左翼」の中村龍之介内野手(2年)にも左中間へ2点二塁打を浴び4-6。9回は2死から椎木がサイクル安打となる中前打を放ち意地を見せたが、得点にはつなげられず敗れた。
試合後、取材に応じた村田監督は「勝たせられなかった自分の、まあ責任というか。もっといい采配があったんじゃないかと思っています」と言葉を絞り出した。
2年連続の決勝での惜敗。しかも終盤に逆転を許したのも同じとあり「昨年と同じような形で……。相模さんの執念とか集中だとかものすごいものがありましたけど、それを上回るためにやってきた確かなものが出せなかった。そこが一番の敗因だと思っています」と振り返った。
今後の戦い方について水を向けられても「ちょっと今は考えられないので。本当に勝ちたかったので。昨年の雪辱も果たすチャンスだったので。絶対負けちゃいけない試合だったんですけど……。こういう結果なので持ち帰ってまた、向き合っていきたい」と、悔しさを飲み込めない様子だった。
(THE ANSWER編集部)