190センチ留学生が33得点! 一関学院、「とどめはニアン」で大逆転勝ち
昨年は負傷で欠場のニアン「今年は去年より楽しい。結果を残したい」
そして、主将の菅原が「同点に追い込んで3ポイントが入ったり、ニアンがバスケットカウントを取ったりしたところで行けるかなと思った」と話したとおり、守備でリズムを立て直したことで攻撃力が蘇った。山田コーチは「とどめは、ニアンでしょう。最後は周りが下級生だったから、容赦なくニアンにボールを入れて、ゴール下のシュートで得点を量産できた」と笑顔を見せた。
ニアンは、終盤に1人で9連続得点を決めるなど33得点をたたき出した。昨年は負傷で出場できず、スタンドから見守っていたが、今年はエースセンターとして存在感を発揮。「去年は出られなくて悔しかった。今年は、去年より楽しい。今日はベンチに下げられて気持ちが落ちたけど、この大会で最後だから、結果を残したい。だから、負けるとしても、ベンチに下げられるとしても、最後まで頑張ろうと思って気持ちを切り替えた」と第4ピリオドの逆襲に気持ちをつなげていた。
「勝って、3回戦で(インターハイ女王の)岐阜女子と対戦したい」と最強留学生を擁する女王への挑戦に意欲を示した。24日に行われる2回戦では、津幡(石川)と対戦する。女王への挑戦権を手に入れるためには、負けられない。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)