ロン毛で北京五輪を戦う理由 カーリング男子選手、病気の子どもを思った“深いい話”
連日熱戦が繰り広げられている北京五輪。カーリング男子では、長髪をなびかせた一際派手な見た目の米国選手が注目を集めている。米メディアは「見た目のためだけではない」などとその理由を特集している。
マット・ハミルトンの長髪は「子どものカツラに寄付するため」
連日熱戦が繰り広げられている北京五輪。カーリング男子では、長髪をなびかせた一際派手な見た目の米国選手が注目を集めている。米メディアは「見た目のためだけではない」などとその理由を特集している。
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「米国男子カーラーのマット・ハミルトンは良い理由でお団子にしている」との見出しで記事を掲載したのは、米スポーツ専門局「NBCスポーツ」だった。口髭と肩に付くほどのロン毛がトレードマークのハミルトン。記事では、時にはチームメイトとともにお団子ヘアにすることもあると紹介した。長髪について「見た目のためだけではなく、良い理由のためなのだ」と記し、こう説明した。
「ハミルトンはスタッシュストロングと長いパートナー関係にあり、彼は髪の毛を伸ばし、いつかそれを切って子どもたちのカツラを作る財団に寄付し、スタッシュストロングにも寄付金を募るつもりだ」
「スタッシュストロング」とは、脳腫瘍の啓蒙活動や研究への寄付を行う米非営利団体だ。病気で髪が抜けた子どものためという“深いい話”だった。ハミルトンは昨年12月にインスタグラムに投稿した動画の中でも「この髪の毛を、たぶん面白おかしい方法で楽しみながら切るよ。一緒にガンを打ち負かそう」と説明した。
心優しいハミルトン擁する米国は平昌五輪金メダルに輝いた実力のあるチーム。16日時点で4勝4敗の4位につけ、準決勝進出を目指している。
(THE ANSWER編集部)