小林陵侑を擁する日本5位 悔しさ露わ「これだけ力ある陵侑にメダル争いもさせられず」
北京五輪のノルディックスキージャンプ男子団体は14日、日本(佐藤幸椰、中村直幹、小林潤志郎、小林陵侑)は合計882.8点で5位。2大会ぶりのメダルはならなかった。金メダルはオーストリア、銀メダルはスロベニア、銅メダルはドイツ。
スキージャンプ男子団体、2大会ぶりメダルはならず
北京五輪のノルディックスキージャンプ男子団体は14日、日本(佐藤幸椰、中村直幹、小林潤志郎、小林陵侑)は合計882.8点で5位。2大会ぶりのメダルはならなかった。金メダルはオーストリア、銀メダルはスロベニア、銅メダルはドイツ。
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日本は個人ノーマルヒル金、ラージヒル銀の小林陵がアンカーを務め、1回目に134メートル。5位で2回目を迎えた。小林陵はさらに132.5メートルと安定したジャンプを披露。追い風で苦しむ選手が多い中で、エースとして牽引した。
しかし、メダル争いには絡めず、特に1番手の佐藤は落胆。「これだけ力を持った陵侑をメダル争いをさせることさえできなかったのは、いち選手として、いちチームメートして言葉にならない。彼の選手としての価値を……足を引っ張ってしまった」と悔やんだ。
さらに、初出場だった今大会を振り返っても「今の実力はこんなもんなんだと確認した。五輪はどういうものかわからないけど、この団体戦で陵侑をメダル争いをさせられなかったことが非常に悔しい。選手として成長したい」と繰り返した。
2番手だった中村は「自分の実力はこんなもの。まだまだベースアップしないと世界と戦えない」、2度目の五輪となった小林潤は「団体メンバーではチーム最年長。引っ張っていければと思っていたけど、うまく引っ張れなかったのかな」と振り返った。
しかし、小林陵は「メダルには届かなかったけど、この大会で学ぶことは多い。ここからどうしていくか、今後が楽しみ」と言い、チームを代表して「結果としては表彰台には届かなかったけど、みんな集中して良いパフォーマンスができた。今後も応援お願いします」と呼びかけた。
(THE ANSWER編集部)