「子供たちがこの『飛天』種目に興味を持ったのではないか」

　平野を筆頭に弟の海祝らも奮闘。記事では「この種目で日中間の差が短時間で縮まるとは思わない」と日本の層の厚さに触れた一方で「中国の飛込選手の人材選抜での経験は他に類を見ないものだろう。飛込のベテラン指導者がスノーボードハーフパイプの人材選抜に知恵を貸したら、あるいは効果があるかもしれない」と続けた。

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「この記念すべき試合で、みながショーン・ホワイトが五輪会場で流した別れの涙を目にし、ホワイトに憧れた平野が憧れの対象を超えるのを目にした。平野は最後のルーティーンで最高5.5メートル、平均5メートルを記録し、繰り返し難しい技を見せて、スノーボードハーフパイプをあまり知らない人までもが心から感嘆の声を上げた。北京冬季五輪の実施で中国でも多くの子供たちがこの『飛天』種目に興味を持ったのではないだろうか」

　小柄な平野が最後に大技で大逆転したことが、選手育成など自国の未来に影響を及ぼすことを指摘している。