北京五輪スノーボード男子ハーフパイプ

　11日の北京五輪スノーボード男子ハーフパイプ決勝では、平野歩夢（TOKIOインカラミ）が大逆転で金メダルに輝き、中国紙は小柄な体格に注目している。日本スノーボード史上初の金メダル。中国機関紙「長江日報」は「中国でも多くの子が興味を持ったのでは」と報じている。

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　同紙は「小柄な身体で軽々と『飛天』　日本選手が逆転の金」の見出しで記事を掲載した。平野の165センチの身長に着目。東京五輪のスケートボードにも出場したことを紹介した。「試合後の表彰台での記念撮影は非常に面白かった」と記し、こう続けている。

「平野は銀メダルのスコッティ・ジェームズ、銅メダルのヤン・シェレルより頭一つ以上も背が低かったのだ。言わずと知れたことだが、クルクル回るには小柄な方が有利だ。東京五輪で活躍した中国の飛込選手・紅嬋が、高難度の空中動作や『しぶきをたてない』着水を成し遂げ、審判や観客を圧倒したのと同じである。1998年生まれのヒラノは身軽で小回りが利く」

　夏季競技の母国選手を引き合いに回転競技に有利になることを説明した。「ハーフパイプは明らかに技巧性を重んじる種目だ。この種目では日本男子が中国選手をかなり上回ることは否めない。平野歩夢、平野流佳、戸塚優斗はいずれも世界トップクラスの難度の技を持ち、ワールドカップの表彰台の常連だ」と日本勢に注目。中国勢は決勝に進出できなかったことも伝えた。