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小林陵侑、日本初の個人2冠へ9位で予選通過 「鳥人」ニッカネンらの偉業へジャンプ

北京五輪は11日、ノルディックスキー・ジャンプ男子の個人ラージヒルが行われ、ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(土屋ホーム)が9位で予選通過を決めた。ジャンプでは、日本人初の五輪個人種目2冠の期待が高まる種目。予選上位50人による決勝は12日に行われる。

ラージヒルのジャンプ台に座る小林陵侑、9位で予選通過した【写真:AP】
ラージヒルのジャンプ台に座る小林陵侑、9位で予選通過した【写真:AP】

北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子個人ラージヒル

 北京五輪は11日、ノルディックスキー・ジャンプ男子の個人ラージヒルが行われ、ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(土屋ホーム)が9位で予選通過を決めた。ジャンプでは、日本人初の五輪個人種目2冠の期待が高まる種目。予選上位50人による決勝は12日に行われる。

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 56人中55番目に登場した小林は128.0メートル、121.3点をマーク。板がブレたこともあり、着地後に首をひねったが、予選通過を果たした。

 今大会で個人2冠となれば日本ジャンプ史上初。1988年カルガリー五輪で2冠に輝き、「鳥人」と呼ばれたマッチ・ニッカネン(フィンランド)ら過去3人(4度)しかいない偉業だ。

 6日のノーマルヒルで金メダルを獲得。1998年長野五輪男子ラージヒルの船木和喜氏以来、日本勢24年ぶりのジャンプ個人金メダルだった。7日の混合団体では高梨沙羅(クラレ)のスーツ規定違反による失格があったものの、チーム一丸となって奮闘。小林が2本とも1位の距離をマークするなど、日本は4位に入った。

 小林は初出場だった18年平昌五輪でノーマルヒル7位と健闘。翌シーズンに記録的な強さで日本男子初のワールドカップ(W杯)総合王者に輝いた。今季のW杯でも個人19戦を終えて最多7勝を挙げ、日本歴代最多となるW杯通算26勝の実績を積み上げた。

 トップは135.0メートル、136.4点のマリウス・リンビク(ノルウェー)。佐藤幸椰は23位、中村直幹は26位、小林潤志郎は32位で日本勢全員が予選を通過した。

(THE ANSWER編集部)

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