スノボ平野歩夢、最終試技で大逆転金メダル! 東京五輪からわずか190日、五輪初の超大技1440も成功
北京五輪は11日、スノーボードの男子ハーフパイプ決勝が行われ、冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が96.00点を記録し、日本スノーボード史上初の金メダルを獲得した。昨夏の東京五輪ではスケートボードに出場。そこから僅か190日の決勝だったが、超大技「トリプルコーク1440」にも五輪史上初めて成功。2回目を終えて2位だったが、最後に逆転で悲願の金を掴んだ。銀メダルはスコット・ジェームズ(オーストラリア)、銅メダルはヤン・シェレル(スイス)。
北京五輪・スノーボード男子ハーフパイプ
北京五輪は11日、スノーボードの男子ハーフパイプ決勝が行われ、冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が96.00点を記録し、日本スノーボード史上初の金メダルを獲得した。昨夏の東京五輪ではスケートボードに出場。そこから僅か190日の決勝だったが、超大技「トリプルコーク1440」にも五輪史上初めて成功。2回目を終えて2位だったが、最後に逆転で悲願の金を掴んだ。銀メダルはスコット・ジェームズ(オーストラリア)、銅メダルはヤン・シェレル(スイス)。
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1回目で4回転の中に縦3回転を入れる「トリプルコーク1440」に五輪史上初めて成功。しかし、最後のエアで着地に失敗。得点は33.75だった。2回目は史上最高難度のルーティンに成功。「トリプルコーク1440」をはじめ、1440を3度も入れた。しかし得点は予想外に伸びず91.75点。この時点でオーストラリアのジェームズに次いで2位だった。
3回目、高さ5.5メートルのエアで「トリプルコーク1440」を決めるなど再び完璧な試技を披露。96.00点をマークし、ジェームズを逆転して金メダルを獲得した。
7日の予選では2回目に93.25点を記録。堂々の首位で突破していた。2014年ソチ、18年平昌と2大会連続で銀メダルを獲得。21年東京五輪にはスケートボードで出場し“二刀流”として話題になった。8月5日のパーク予選で14位に終わってから、この日で僅か190日だった。
日本勢は歩夢の弟・海祝が9位。戸塚優斗は10位、平野流佳は12位だった。今大会を最後に競技から引退することを表明している五輪3度制覇のショーン・ホワイトは4位だった。
■平野歩夢(ひらの・あゆむ)
1998年11月29日、新潟生まれの23歳。4歳でスノーボードを始め、2014年ソチ五輪では銀メダルを獲得。15歳74日のメダル獲得は、スノーボード界最年少記録だった。4年後の平昌でも、米国のショーン・ホワイトに次ぐ銀メダルを獲得した。21年夏季東京五輪にはスケートボード・パークに出場。予選14位だった。身長165センチ、体重50キロ。
(THE ANSWER編集部)