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ジャンプ5人失格“介入騒動”の検査官に独批判 前任者も「彼が適任者とは思えない」

北京五輪で4か国5人が失格したノルディックスキージャンプ混合団体。原因となったスーツ規定問題を巡り、対象となった国からは検査担当者に批判も起きているが、ドイツでは男子担当の検査官が介入したのではないかと騒動に発展した。ドイツ一般紙「フランクフルター・ルントシャウ」は「検査官が介入:ジャンプでの騒動を受け、ドイツスキー連盟が激しく非難」との見出しで報道している。

5人が失格したノルディックスキージャンプ混合団体。ドイツでは男子担当の検査官が介入したのではないかと騒動に発展【写真:AP】
5人が失格したノルディックスキージャンプ混合団体。ドイツでは男子担当の検査官が介入したのではないかと騒動に発展【写真:AP】

女子の担当検査官に立ち会ったとされる男子の担当検査官

 北京五輪で4か国5人が失格したノルディックスキージャンプ混合団体。原因となったスーツ規定問題を巡り、対象となった国からは検査担当者に批判も起きているが、ドイツでは男子担当の検査官が介入したのではないかと騒動に発展した。ドイツ一般紙「フランクフルター・ルントシャウ」は「検査官が介入:ジャンプでの騒動を受け、ドイツスキー連盟が激しく非難」との見出しで報道している。

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 批判の的になっているのは、今季から男子の検査担当者となったフィンランド人のミラ・ユッカラ氏。その原因について、記事では「ユッカラが他の検査官にも干渉したのではないかというもの」と指摘している。

 女子の担当者だったポーランド人の女性検査官アグニエスカ・バチコフスカ氏に立ち会い、介入したのではないかというもの。ドイツのチーム責任者のホルスト・ヒュッテル氏は「我々は彼が、ポーランドの検査官たちにいつもと違う方法で検査をしなければいけないというようなプレッシャーをかけたのではないかと見ている」と語ったという。

 競技から一夜明けた8日、ヒュッテル氏はドイツ公共放送「ARD」に対し「これに対しFIS(国際スキー連盟)は回答すべきだ。こういうことは二度と起きてはならない。昨日(7日)、サンドロ・ペルティエ(男子、混合団体のレースディレクター)と話をしたが、彼にはその責任があると見ている。彼が対処してくれることを願っているし、彼ならきっとやってくれるはず」と話したという。

 国際スキー連盟(FIS)のマテリアルコントロールの責任統括だったオーストリア人のゼップ・グラッツァー氏も批判。自身の後任であるユッカラ氏に対し、「彼は検査のやり方を一瞬のうちに全て変えてしまおうとしたように思える。私の目には彼が適任者とは思えない。完全に思い違いをしている」とオーストリア地元紙「ティロラー・ターゲスツァイトゥング」に語ったという。

 ただし、ユッカラ氏はポーランドメディア「sport.pl」に対し、「女子選手の失格には全く関与していない。別々に2つのコンテナがあり、私はバチコフスカの方には私は行ってない」と主張しているという。

(THE ANSWER編集部)

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