「ジャンプ界で最も成功した悲劇の存在」 高梨沙羅、大国ドイツは伝説級の功績を称賛
北京五輪は7日、新種目のノルディックスキージャンプ混合団体(出場10チーム)が行われ、日本は4位入賞となった。高梨沙羅(クラレ)がスーツの規定違反で1回目は失格となったが、ドイツメディアは「スキージャンプで最も成功した悲劇的存在」と報じる一方で、元ドイツ代表コーチは「アスリートとして称賛している」と偉大な功績に改めて拍手を送った。
北京五輪スキージャンプ、混合団体1回目はスーツ規定違反で失格に
北京五輪は7日、新種目のノルディックスキージャンプ混合団体(出場10チーム)が行われ、日本は4位入賞となった。高梨沙羅(クラレ)がスーツの規定違反で1回目は失格となったが、ドイツメディアは「スキージャンプで最も成功した悲劇的存在」と報じる一方で、元ドイツ代表コーチは「アスリートとして称賛している」と偉大な功績に改めて拍手を送った。
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1回目で103.0メートルを飛び、124.5点をマークした高梨だが、その後にスーツの規定違反で失格となっていた。ドイツのニュース専門チャンネル「n-tv」は「記録的ジャンパーが絶望。サラ・タカナシの五輪のドラマ」と特集している。
2本目では98.5メートルを記録。意地を見せた高梨だが、記事では「サラ・タカナシは打ちのめされた。すっかり混乱していた。チームスタッフに支えられるようにしてジャンプ台のランディングバーンを後にした。五輪の混合団体で失格となると、ひどく落胆した。スーツに問題があった。大きすぎたようだ」とショックを受けた様子を伝えている。
高梨を含め4か国5人がスーツ規定違反で失格。不穏な連鎖が続く中、日本は小林陵侑(土屋ホーム)の大ジャンプなどで巻き返すも、メダルまであと一歩届かなかった。同メディアは状況とともに「サラ・タカナシの大いなる悲劇は続くのだ」と報じている。