高梨沙羅、涙の失格後に飛んだ2本目に前ドイツ監督は憤り「これは本当に気の毒だ」
北京五輪は7日、新種目のノルディックスキージャンプ混合団体(出場10チーム)が行われ、計4か国5人がスーツ規定違反で失格に。最初に失格となったのが、日本の高梨沙羅(クラレ)だった。そのわずか50分後に2本目で98.5メートルを飛び、意地を見せたが、前ドイツ代表ヘッドコーチ(HC)の解説者は「これは本当に気の毒だ」と同情している。
ユーロスポーツ解説者のシュスター氏も高梨に同情
北京五輪は7日、新種目のノルディックスキージャンプ混合団体(出場10チーム)が行われ、計4か国5人がスーツ規定違反で失格に。最初に失格となったのが、日本の高梨沙羅(クラレ)だった。そのわずか50分後に2本目で98.5メートルを飛び、意地を見せたが、前ドイツ代表ヘッドコーチ(HC)の解説者は「これは本当に気の毒だ」と同情している。
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欧州衛星放送「ユーロスポーツ」ドイツ語版は「サラ・タカナシ、混合団体で失格もあと一歩で銅メダル」と失格のハプニングがありながら日本が4位に食い込んだことを報じた。「トップジャンパーのサラ・タカナシにとって五輪初の混合団体はジェットコースターのようなものになった」とし、同局解説者で前ドイツ代表男子HCのヴェルナー・シュスター氏のコメントを紹介している。
「これは本当に気の毒だ。かわいそうなことに人の目を避けることもできず、もう一回飛ばなければならなかった。もはや人の道に反している」と指摘し、記事でも「タカナシが涙を流すのも当然だとした」と紹介。高梨は1本目で103.0メートルを飛んだ後で違反が判明し、その後、座り込みショックを隠せない様子も中継された。1本目からおよそ50分後の2本目で98.5メートルを飛んだ。
記事では、その後の展開にも言及。一度はメダル圏外に脱落しながら、ドイツ、ノルウェー、オーストリアにも失格者が出たことで、わずかに銅メダルの可能性が残った。「しかし、マッケンジー・ボイズクラウドがカナダの劇的なメダルを死守。個人金メダリスト、リョウユウ・コバヤシのセンセーショナルな106メートルのジャンプも及ばず、タカナシにハッピーエンドは訪れなかった」と伝えていた。
(THE ANSWER編集部)