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スマイルジャパン、難敵チェコと大一番 首位通過へ、カギを握る“19歳差”FWコンビ

北京五輪アイスホッケー女子代表(スマイルジャパン/世界ランク6位)は8日、チェコ(7位)との1次リーグB組最終戦に臨む。ともにここまで2勝1敗。準々決勝を優位に戦うためには、チェコに勝利し、首位通過を果たす必要がある。昨年8月の世界選手権では1勝1敗と実力は拮抗。得点力がカギとなるなか、試合の注目ポイントを探る。

1次リーグ最大の強敵であるチェコから勝利を挙げることができるか【写真:AP】
1次リーグ最大の強敵であるチェコから勝利を挙げることができるか【写真:AP】

勝てばB組1位通過、昨年の世界選手権では1勝1敗と実力拮抗

 北京五輪アイスホッケー女子代表(スマイルジャパン/世界ランク6位)は8日、チェコ(7位)との1次リーグB組最終戦に臨む。ともにここまで2勝1敗。準々決勝を優位に戦うためには、チェコに勝利し、首位通過を果たす必要がある。昨年8月の世界選手権では1勝1敗と実力は拮抗。得点力がカギとなるなか、試合の注目ポイントを探る。

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 日本はすでに史上初の準々決勝進出を決めているが、目標はあくまでも首位通過だ。2位や3位通過だと、準々決勝でA組の2強、米国かカナダのいずれかに当たる。逆に1位で通過すれば、A組3位との対戦となり、日本の4強進出に可能性が開ける。

 そのためにはチェコ戦の勝利が条件だ。日本は中国に延長戦後のペナルティーショット戦で敗れ、初黒星を喫したが、その中国も、チェコには1-3で屈した。一方、無敗だったチェコは7日、デンマークに2-3で逆転負け。連勝がストップしたとはいえ、日本にとって1次リーグ最大の強敵だろう。

 勝利のカギとなるのは攻撃陣だ。2018年平昌五輪で指揮を執った山中武司監督は、ディフェンスの名手だった。五輪初勝利を含む2勝を挙げたが、守りのチームの印象が強く、決定力不足に悩んだ。その課題を飯塚祐司監督の下、4年かけて強化してきた。

 努力が実を結んだのが、昨夏の世界選手権。日本は過去最高の6位と健闘した。中でも著しい成長を見せたのが、20歳のFW志賀紅音(トヨタシグナス)だ。平昌五輪金メダルの米国相手に2ゴール。大会を通じても4得点を決め、一躍日本の新星に躍り出た。

 もともとはDFだったが、積極的な攻撃参加が光り、FWにコンバートされ、才能が開花した。北京五輪前には、世界選手権での活躍が評価され、国際アイスホッケー連盟(IIHF)が公式サイト上で公開した「U25オリンピックルーキー注目選手トップ10」にも選ばれた。

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