北京五輪ノルディックスキージャンプ混合団体

　北京五輪は7日、新種目のノルディックスキージャンプ混合団体（出場10チーム）が行われたが、高梨沙羅（クラレ）がスーツの規定違反で1回目は失格となったが、日本は4位に入った。最後まで諦めない姿勢を届けた。ネット上では「小林陵侑選手に惚れた」と感涙のコメントが殺到している。

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　高梨は1回目に103.0メートルを飛び、上位につけて会心の笑顔が飛び出した。しかし、スーツ規定違反が明らかになり失格。1回目のポイントは「0」になった。それでも、日本は諦めない。日本勢2番手の佐藤幸椰（雪印メグミルク）、3番手の伊藤有希、小林陵侑（ともに土屋ホーム）が繋ぐ。3人のみの成績だったが、オーストリアとドイツにも失格者が出たため、全体8位で8チームによる2回目にギリギリで進出した。

　失格からわずか1時間足らず。高梨は2回目も1番手で登場し、98.5メートルをマークした。佐藤、伊藤も懸命に戦い、小林を残して全体4位。男子個人ノーマルヒル金メダルのエースは106.0メートルを飛んでみせた。胸を押さえるようにしながら見つめた高梨。チームで歓喜の抱擁を交わした。

　他国の失格に加え、諦めない驚異の粘りを見せて4位。メダルはならなかったが、ネット上では「小林陵侑選手かっこよすぎた」「感動しました（号泣）」「ほんまもんのスーパーマン」「小林陵侑選手に惚れた」「沙羅ちゃん!!!　あなたは最高の日本代表だ」「批判なんてありえない」「国民の心を動かした」「貰い泣きしすぎた」「日本4位がキラキラ1位に見えるのは私だけ？？」と感動した様子のコメントが多く上がっている。

　小林はテレビインタビューで「凄く波乱のゲームだったけど、良いゲームだったかなと思う。（2本目は）テレマークを入れに行ったけど、もうちょっと粘ってもよかったかな」とコメント。「（8位から4位に巻き返し）みんな、凄い。2本目は沙羅も良いジャンプをしてたし、本当に強いなと。（高梨を）たくさんハグしてあげました」と話していた。