高梨沙羅の失格 日本勢は2回目へ、佐藤幸椰「みんなで笑って終えられるように準備」
北京五輪は7日、新種目のノルディックスキージャンプ混合団体(出場10チーム)が行われたが、高梨沙羅(クラレ)がスーツの規定違反で失格となった。1回目の日本勢1番手で103.0メートルを飛び、124.5点の暫定トップに笑顔を見せたが、記録なしでポイントが入らない結果となった。
北京五輪ノルディックスキージャンプ混合団体
北京五輪は7日、新種目のノルディックスキージャンプ混合団体(出場10チーム)が行われたが、高梨沙羅(クラレ)がスーツの規定違反で失格となった。1回目の日本勢1番手で103.0メートルを飛び、124.5点の暫定トップに笑顔を見せたが、記録なしでポイントが入らない結果となった。
【注目】本気で野球に挑戦する親子必見! 各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の公式LINEはこちら
まさかの事態が起きた。高梨は103.0メートルを飛び、124.5点をマーク。上位につけて会心の笑顔が飛び出した。しかし、日本勢2番手の佐藤幸椰(雪印メグミルク)が99.5メートルだった後、表示された暫定順位で日本は7位。高梨の違反が明らかとなった。
高梨は5日の女子個人ノーマルヒルで2大会連続のメダルを期待されていたが、4位に終わって涙。気持ちを切り替えて臨んだこの日、個人で飛んだ2本を上回る意地の大ジャンプだっただけに悔やまれる判定となった。
3番手の伊藤有希は93.0メートル、小林陵侑(ともに土屋ホーム)は102.5メートルを飛んだ。日本は高梨を欠いた3人のみの成績だったが、全体8位で2回目に進出した。1回目終えて佐藤は「まだ何の失格か僕はわかってない」とし、2回目進出が決まっていなかったが「ルールがある中での結果。次があるなら沙羅ちゃんらしいジャンプをしてほしい。みんなで笑って終えられるように良い準備をしたい」と話した。
伊藤は「自分が思い描くジャンプを想像してやるだけだと思います」とコメント。「私のジャンプでは足りないかもしれないですが、昨日の金メダリストに望みを託したい」と小林に託す構え。小林は「僕はかわらず良いパフォーマンスをしようと思った。まだチャンスがあるので次も思い切って飛びたい」とエースとして意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)