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小林陵侑は「キング」 50年ぶり快挙、ジャンプ大国ドイツも称賛「コバヤシの大勝利」

北京五輪は6日、ノルディックスキージャンプ・男子個人ノーマルヒル(ヒルサイズ106メートル)が行われ、日本のエース・小林陵侑(土屋ホーム)が今大会日本勢第1号となる金メダルを獲得した。ジャンプ個人の金メダルは1998年長野五輪の船木和喜以来、24年ぶり。ジャンプ大国ドイツなど海外メディアから「キング」と称賛されている。

ノルディックスキージャンプ・男子個人ノーマルヒルで50年ぶりに金メダルを獲得した小林陵侑【写真:AP】
ノルディックスキージャンプ・男子個人ノーマルヒルで50年ぶりに金メダルを獲得した小林陵侑【写真:AP】

北京五輪ノルディックスキージャンプ・男子ノーマルヒル

 北京五輪は6日、ノルディックスキージャンプ・男子個人ノーマルヒル(ヒルサイズ106メートル)が行われ、日本のエース・小林陵侑(土屋ホーム)が今大会日本勢第1号となる金メダルを獲得した。ジャンプ個人の金メダルは1998年長野五輪の船木和喜以来、24年ぶり。ジャンプ大国ドイツなど海外メディアから「キング」と称賛されている。

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 予選4位通過の小林は、この日の決勝1回目で104.5メートルの大ジャンプを見せ、145.4点の1位。滑り終えた直後に両手でガッツポーズを見せた。2位に6.2点の大差をつけて臨んだ決勝2回目。着地直後から確信したように雄叫びを上げ、得点発表前からチームメイトと抱き合った。2回目は99.5メートル、129.6点だった。

 2度目の五輪に挑んだ25歳が、14年ソチ五輪ラージヒル銀メダルだった葛西紀明以来、8年ぶりのメダル獲得。高い実力は日本のみならず、ジャンプの本場欧州からもツイッター上で称えられた。大国ドイツのメディア「DWスポーツ」は「リョウユウ・コバヤシの大勝利で日本が北京五輪初金メダル獲得」と速報。オーストラリアのテレビ局「セブン」の五輪専門ツイッターは「キング・コバヤシ」と動画付きで伝えた。

 米イリノイ州のスポーツ専門局「NBCスポーツ・シカゴ」も「コバヤシが日本にとって約50年ぶりのスキージャンプ金メダル獲得」とツイート。同種目の金メダルは1972年札幌五輪の笠谷幸生以来、50年ぶりの快挙だった。

 初出場だった18年平昌五輪はノーマルヒル7位と健闘。翌シーズンに記録的な強さで日本男子初のワールドカップ(W杯)総合王者に輝いた。今季のW杯でも個人19戦を終えて最多7勝を挙げ、日本歴代最多となるW杯通算26勝の実績を積み上げた。

(THE ANSWER編集部)

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