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小林陵侑、悲願金メダルで絶叫 日本勢24年ぶり「悔しい思い、嬉しい思いもしてきた」

北京五輪は6日、ノルディックスキージャンプ・男子個人ノーマルヒル(ヒルサイズ106メートル)が行われ、日本のエース・小林陵侑(土屋ホーム)が金メダルを獲得した。ジャンプ個人の金メダルは1998年長野五輪の船木和喜以来、24年ぶりの快挙。2度目の五輪に挑んだ25歳が、14年ソチ五輪ラージヒル銀メダルだった葛西紀明以来、8年ぶりのメダル獲得を果たし、強さを見せつけた。

金メダルを獲得し、仲間に担がれながら絶叫した小林陵侑【写真:Getty Images】
金メダルを獲得し、仲間に担がれながら絶叫した小林陵侑【写真:Getty Images】

北京五輪ノルディックスキージャンプ・男子ノーマルヒル

 北京五輪は6日、ノルディックスキージャンプ・男子個人ノーマルヒル(ヒルサイズ106メートル)が行われ、日本のエース・小林陵侑(土屋ホーム)が金メダルを獲得した。ジャンプ個人の金メダルは1998年長野五輪の船木和喜以来、24年ぶりの快挙。2度目の五輪に挑んだ25歳が、14年ソチ五輪ラージヒル銀メダルだった葛西紀明以来、8年ぶりのメダル獲得を果たし、強さを見せつけた。

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 予選4位通過の小林は、この日の決勝1回目で104.5メートルの大ジャンプを見せ、145.4点の1位。滑り終えた直後に両手でガッツポーズを見せた。2位に6.2点の大差をつけて臨んだ決勝2回目。着地直後から確信したように絶叫し、得点発表前からチームメイトと抱き合った。2回目は99.5メートル、129.6点だった。

 テレビインタビューでは「2本ともいいジャンプを揃えたので嬉しいです」とコメント。金メダル直後に兄・潤志郎と抱き合ったことに「一緒に悔しい思い、嬉しい思いもしてきたので嬉しいです。ノーマル個人でいいジャンプができたので次に向かいたい。金メダルの結果を嬉しく思って、次からも頑張りたい」と先を見据えた。

 初出場だった18年平昌五輪はノーマルヒル7位と健闘。翌シーズンに記録的な強さで日本男子初のワールドカップ(W杯)総合王者に輝いた。今季のW杯でも個人19戦を終えて最多7勝を挙げ、日本歴代最多となるW杯通算26勝の実績を積み上げた。W杯総合順位こそ2位だが、新型コロナウイルス感染などで3試合を欠場したことが影響した。

  今大会の日本勢は、モーグルの堀島行真が銅メダルを獲得している。小林が金メダル1号となった。銀メダルはマヌエル・フェットナー(オーストリア)、銅メダルはダビド・クバツキ(ポーランド)だった。日本勢の潤志郎は27位。決勝1回目32位の佐藤幸椰、38位の中村直幹は2回目に進めなかった。

(THE ANSWER編集部)

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