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北京五輪開会式に“点火”がなかったワケ 午前4時に突然思いついた総監督の狙いとは

中国人の精神性を表現した演出、思いついたのは「午前4時に突然」

「中国人の美的観念は昔からこうだった。一枚の葉を見て秋を知り、一滴の水に太陽を見る。常に点を面に代える。中国人がこれによって表現するのは境地だ。つまり、一番小さい、最も細かいところから、世界全体を見る。私はそれをとても美しいと感じる。

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『一枚の葉から秋を知る(一葉知秋)』。私たちがよく知るこの言葉は今回の聖火の点火方法にも当てはまる。一つの小さな手がトーチを持つ。一つの小さな火。しかし、それを見てあなたが思うのは偉大なオリンピックの精神だ。全人類の燃え盛る激情とロマンだ」

 中国人の精神性を表現した演出であると強調。記事では、2020年8月に開会式の点火セレモニーのアイデアを話し合う会議で、張芸謀氏が興奮気味に提案したエピソードも紹介している。

「小さい火だの大きい火だのいろいろなプランが出たけれど、朝の4時に突然、トーチを聖火台に挿す方法を思いついた。聖火台の雪の結晶はプラカードの凹凸をかみ合わせて作り上げるのだから、トーチも直接そこにさし込めばいい。世界で初めての方法だ」

 明け方に突然、降りて来たというアイデア。その発想が世界を驚かせることになった。

(THE ANSWER編集部)

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