高木美帆、初陣でメダルならず6位 3000m奮闘も「悔いの残る出だしになってしまった」
北京五輪は5日、スピードスケート女子3000メートル(出場20人)が行われ、27歳で日本選手団主将の高木美帆(日体大職)が4分1秒77で6位入賞だった。今大会の日本選手団第1号とこの種目日本人初のメダルはならず。平昌五輪と合わせてメダル獲得数が通算4個となれば、冬季大会の日本選手で歴代単独最多だったが、お預けとなった。25歳の佐藤綾乃(ANA)は4分3秒40の9位で入賞を逃した。
北京五輪スピードスケート女子3000メートル
北京五輪は5日、スピードスケート女子3000メートル(出場20人)が行われ、27歳で日本選手団主将の高木美帆(日体大職)が4分1秒77で6位入賞だった。今大会の日本選手団第1号とこの種目日本人初のメダルはならず。平昌五輪と合わせてメダル獲得数が通算4個となれば、冬季大会の日本選手で歴代単独最多だったが、お預けとなった。25歳の佐藤綾乃(ANA)は4分3秒40の9位で入賞を逃した。
【注目】本気で野球に挑戦する親子必見! 各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の公式LINEはこちら
高木は第3組で登場。平昌五輪女王のカルレイン・アフテレークテ(オランダ)との組み合わせだった。前半からいいペースで進めると、2200メートルを2分57秒02でリード。女王に追われながらも粘って先着した。自身の日本記録3分55秒45には届かなかったが、暫定1位。その後はマルティナ・サブリコバ(チェコ)にトップを譲るなど、表彰台から漏れた。
レースを終えた高木は「う~ん、オリンピックになると最終の判断基準というか、順位とか、タイムとかになってくる。このリンクで滑るのが初めてということもあって、自分のタイム設定とかをするのが難しいところもあった。それでも1周目のラップがいつもより出てこなかった。そこは自分の中でも悔いの残る出だしになってしまったかなと思います」とコメントした。
15歳だった10年バンクーバーで五輪初出場。14年ソチは出場できなかったが、18年平昌は団体追い抜きで金、1500メートルで銀、1000メートルで銅メダルを獲得。3000メートルは5位だった。今大会は、北京入り後にナショナルチームのヨハン・デビットヘッドコーチが新型コロナウイルスに感染。指導者不在の事態にも力強く滑り切った。
世界記録を持つ7日の1500メートルのほか、500メートル、1000メートル、団体追い抜きにも出場予定。3度目の五輪は残り4種目でもメダル獲得の可能性があり、大車輪の活躍が期待される。
金メダルは3分56秒93の五輪記録をマークしたイレーネ・スハウテン(オランダ)、銀メダルはフランチェスカ・ロロブリジダ(イタリア)、銅メダルはイザベル・ワイデマン(カナダ)だった。
(THE ANSWER編集部)