前回敗れたムラデノビッチをストレートで下す

　テニスのBNPパリバ・オープン（DAZN独占中継）は9日（日本時間10日）、女子シングルス2回戦で世界ランク1位の大坂なおみ（日清食品）が同65位のクリスティナ・ムラデノビッチ（フランス）と対戦。6-3、6-4でストレート勝ちを収め、3回戦進出を決めた。

　連覇へ向けて大坂が好発進を決めた。サーシャ・バイン前コーチと別れて臨んだ前回のドバイ選手権でも初戦で対戦し、ストレート負け。試合後の会見では涙も流した。ジャーメイン・ジェンキンス新コーチの元で迎える初めての大会。真価が問われる一戦で、グランドスラム連覇で世界NO.1に上り詰めた、本来の力を発揮した。

　第1セットは第6ゲームで先にブレークに成功し6-3で先取すると、第2セットも第3ゲームでブレークに成功。第7ゲームでもブレークし、第8ゲームはブレークバックを許したが、6-4で勝ち切った。勝利の瞬間に笑顔をのぞかせ、ジェンキンスコーチも拍手を送った。

　世界ランク44位で臨んだ昨年のこの大会でツアー初優勝。一躍、脚光を浴びるようになった大会だ。マルティナ・ナブラチロワ（チェコ）以来、史上2人目となる大会連覇へ、まずは第一歩を踏み出した。