女子バレー日本に3試合で露出した「恐れ」 抜ける古賀紗理那の次に期待したい名前「彼女には…」【江畑幸子の目】
スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、4年に一度のスポーツの祭典だから五輪を観る人も、もっと楽しみ、もっと学べる“新たな見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値の理解が世の中に広がり、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。
「シン・オリンピックのミカタ」#52 女子バレーボール解説・江畑幸子
スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、4年に一度のスポーツの祭典だから五輪を観る人も、もっと楽しみ、もっと学べる“新たな見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値の理解が世の中に広がり、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。
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大会期間中、各競技のスペシャリストによる試合解説を随時展開する。今回は女子バレーボール。1次リーグB組の最終戦が3日に行われ、世界ランク7位・日本は同20位ケニアに3-0でストレート勝ち。今大会初勝利を挙げ、通算1勝2敗でグループ3位が確定した。元日本代表で2012年ロンドン五輪銅メダルメンバー・江畑幸子氏がこの3試合を総括。初戦のポーランド戦をポイントに挙げ、今大会限りで引退する古賀紗理那を継ぐエース候補に期待を込めた。(取材・構成=荻島 弘一)
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気持ちを切らさず、最後までよく戦った。今は、日本チームにそう言いたいです。
試合前のドミニカ―オランダ戦の結果で、決勝トーナメント進出が厳しくなったのは分かっていたはず。試合に入るモチベーションも難しかったと思いますが、そういう状況でケニアにしっかりストレート勝ちした。そこは、よかったと思います。
ケニアとは力の差がありますが、2セット目は競り合いになった。高さのある思い切ったスパイク、粘り強い守備。ケニアも素晴らしかったですね。拍手を送りたいです。特に、勢いに乗った時に、その勢いをさらに増すような積極的な攻め。日本も学びたいところです。
振り返ってみれば、やはりポーランドとの初戦。あれだけ競り合った試合でした。勝てないまでも、あと1セットとっていれば。結果的に、初戦でポイントを奪えなかったことが、響きました。
ただ、これが五輪なのです。ネーションズリーグの日本は、本当に素晴らしかった。選手たちには自信になったと思うし、我々も期待しました。ただ、五輪本番になれば、どこも違うチームになってきます。だからこそ、五輪で勝つことは本当に大変だと思うんです。