日本が悪魔のカウンターに沈んだ理由 リトバルスキー「日本はそれができなかった」
「ベルギーも簡単な相手ではないと警戒していた」
「スーパースターが揃い、優勝候補と呼ばれるベルギーは負けられないというプレッシャーがあった。前半45分間の慎重な戦い方をみると、ベルギーからも日本に対するリスペクトを感じました。彼らは日本のセネガル戦での勇敢な戦いを目の当たりにしたからです。簡単な相手ではないと警戒していた。逆にポーランド戦の戦い方で批判を集めていた日本は失うものがなく、アグレッシブだった。ベルギーの日本へのリスペクトは、試合の前半で大きなポイントになったと思います」
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アフリカ屈指の強豪セネガル戦で2度リードされながら追いついた日本のポテンシャルを、ベルギー代表も認めていたことが見て取れたという。日本の力を尊重するからこそ、日本が前半の45分間に互角に展開でき、後半の2ゴールに繋がったと分析している。
目まぐるしい攻防があり、今大会随一の名勝負とも言われる日本対ベルギー。90分のドラマのクライマックスは「9秒35」で決したが、対峙した相手に対する「敬意」という日本らしい美徳が、紙一重の勝敗の差に影響したのかもしれない。
(THE ANSWER編集部)