原因となった夕食後の出来事とは

　今月開催されたサッカーのアジアカップ・カタール大会。8強で敗れた日本代表とともに優勝候補に挙がっていた韓国も、準決勝で苦杯を喫して64年ぶりの優勝はならなかった。エースとして奮闘した主将のFWソン・フンミンは批判の矢面に立たされる形となったが、敗退となる準決勝の前夜に宿舎で若手ホープと口論になり、指を脱臼するまさかの事件が起こっていたという。英紙が報じている。

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　英紙「ザ・サン」は「スパーズのスター選手ソン・フンミン、韓国のショッキングなアジアカップ敗退前夜に指脱臼の負傷」との見出しで、韓国代表内で起こっていた騒動を報道。「韓国がヨルダンに0-2で驚きの敗退を喫した前日、夕食時に大喧嘩が勃発」と記している。

　記事によると、何人かの若手選手が宿舎内で流行っていた卓 球を楽しむために、早々に食事を済ませて席を立っていった、という背景を説明。「韓国代表主将でスターのソンは、チーム結束の場である食事会場を早々に去ることをよく思っていなかった」「パリ・サンジェルマンのエース、22歳のイ・ガンインも、その若手メンバーの中に含まれていた」「何度か言葉のやり取りがあった後、言い争いに発展。そこでトッテナムのエースは指を脱臼した」とイ・ガンインと口論になったことを報じた。

　記事内では同紙に語った関係者の話として「大喧嘩はどこからともなく勃発した」「ソンは何か失礼なことを言われると、彼らに戻って座るよう言った」「まずいことに、彼はみんなを落ち着かせようとして怪我をした」といったコメントも紹介している。

　ソン・フンミンはチーム復帰初戦となったイングランド・プレミアリーグのブライトン戦に後半17分から出場。試合後はブライトンの日本代表MF三笘薫と抱擁していたが、同紙によると「ソンは右手の指2本をテーピングしたままプレーしなければならなかった」「トッテナムに戻ってきた後もテーピングをしており、週末の試合ではブライトンに2-1で勝利した」など、傷が癒えていないことにも触れている。