日本戦を裁いた中国人主審が決勝を担当 母国ファン歓喜の声「中国サッカーの誇りだ!」
日本代表が8強で敗退したサッカーのアジアカップ(杯)は現地10日に決勝が行われる。初のファイナリストとなったヨルダンと、連覇を狙うホスト国・カタールの顔合わせ。大一番を裁く審判団も発表され、中国人審判員の馬寧氏が主審を務めることとなった。中国メディアが「史上初めてのこと」などと伝えると、中国のファンからは「誇りだ」「新年のお祝いみたいなものだ」といった声が上がっている。
現地10日に行われる決勝カードはヨルダン―カタール
日本代表が8強で敗退したサッカーのアジアカップ(杯)は現地10日に決勝が行われる。初のファイナリストとなったヨルダンと、連覇を狙うホスト国・カタールの顔合わせ。大一番を裁く審判団も発表され、中国人審判員の馬寧氏が主審を務めることとなった。中国メディアが「史上初めてのこと」などと伝えると、中国のファンからは「誇りだ」「新年のお祝いみたいなものだ」といった声が上がっている。
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5度目の優勝を狙った日本代表は準々決勝でイランの前に屈し、64年ぶりの頂点を目指した韓国も準決勝でヨルダンに敗れて東アジア勢が全滅となった今回のアジア杯。そんな中で決勝に“進出”を果たしたのは中国だった。アジアサッカー連盟は決勝の主審を馬寧氏が務めることを発表。2人の副審、VAR審判も中国人というセットとなった。
中国メディア「澎湃新聞」も「馬寧がアジアカップ決勝戦の主審に 中国審判史上初」との見出しで記事を掲載。「馬寧がアジアカップ決勝戦の主審を務めることとなった」と報じ、2人の副審に加え、VAR担当審判も傳明氏という“中国セット”になったことも伝えた。「中国人審判がアジアカップの決勝戦で主審を務めるのは初めてのことである」とも記している。
これには中国人ファンも反応。「馬寧は中国サッカーの誇りだ!」「アジアカップの決勝の場に立てた東アジア人は我々だけだ」「中国もついにアジアカップのチャンピオンに絡めることになった」「中国サッカーが決勝戦に進んだ」と喜びの声であふれ、試合日が旧暦の1月1日にあたることから「このニュース、新年のお祝いみたいなものだ」といった声も上がった。
とはいえ、中国は今大会に出場したもののグループリーグ3試合無得点で敗退したとあって「他の人たちは試合、サッカーを見るが、中国人は審判を見る」「サッカーは技術が足りないから、審判で我慢しておこう」「考えるだけでつらい」など、皮肉のようなコメントも集まっている。
馬寧氏は日本がイランに敗れた準々決勝の主審を担当。試合終了間際、DF板倉滉のファウルでイランにPKを与えた人物としても話題になった。傳明氏も準々決勝のヨルダン―タジキスタンの主審を務めており、2人が同時に決勝の舞台に立つことは中国サッカー界にとって快挙といえそうだ。
(THE ANSWER編集部)