アジアカップ準決勝でカタールに敗戦

　カタールで行われているサッカー・アジアカップ（杯）は7日（日本時間8日）に準決勝が行われ、前回王者カタールがイランに3-2で勝利を収めた。準々決勝で日本代表を激戦の末に破って勢いづいていたイランの戦いもついに終焉。歓喜に沸いた日本戦後とは対照的に、選手たちは人目をはばからず大粒の涙を流した。大会公式SNSが動画を公開すると、海外ファンからは「残酷だ」「日本を破った彼らを誇りに思う」といった声が上がっている。

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　込み上げる思いを抑えきれなかった。敗戦後のピッチに佇んだイランの選手たち。最後まで戦い抜いた主将のMFジャハンバフシュは天を仰ぎ、日本を失意のドン底に落としたFWアズムンはタオルで顔を覆った。イランの最後の砦となったGKベイランバンドは座り込んで下を向き、ベンチの選手たちも呆然自失。前半だけの出場に終わって不完全燃焼だったMFイブラヒミは涙が止まらず、何度もユニホームで拭った。

　大会公式X（旧ツイッター）が「ああ。フットボール！」とつづって公開した動画。準々決勝で日本を破った直後には男泣きしていた選手たちが、今度は人目をはばからずに流した悔し涙には海外ファンからもさまざなな反響が寄せられた。

「不運だわ」
「よくやったわ。良い試合だったし、楽しんだわ」
「大会で最高のチーム。残酷だ」
「サッカーは不公平だ」
「この情熱がスポーツを本物にしている!!」
「何もかもが痛む」
「日本を破った彼らを未だに誇りに思う」

　日本代表に絶望をもたらしたペルシャの雄。日本人ファンからも「イランがどれだけこの大会に全力だったかが分かる涙」「この強い思いには日本はやはりかなわなかったかも」と考えさせられるような声が上がっている。