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日本撃破のイラン監督が再びAFCに異議、日程だけでない重要問題「今大会は私たちに優しくなかった」

サッカー・アジアカップ(杯)カタール大会は7日、イラン―カタールの準決勝が行われる。前日会見では、イランのアミール・ガレノイ監督が主催のアジアサッカー連盟(AFC)に不平を漏らした。カタール戦の主審にクウェート人を配した判断に苦言。さらに「今大会、VARは私たちに優しくなかった。日本戦でもPKの可能性があったがVARのチェックが入らなかった」と、日本代表を2-1で下した準々決勝の判定にも不満を口にした。

イランのアミール・ガレノイ監督(左)【写真:ロイター】
イランのアミール・ガレノイ監督(左)【写真:ロイター】

イランは準決勝でカタールと対戦

 サッカー・アジアカップ(杯)カタール大会は7日、イラン―カタールの準決勝が行われる。前日会見では、イランのアミール・ガレノイ監督が主催のアジアサッカー連盟(AFC)に不平を漏らした。カタール戦の主審にクウェート人を配した判断に苦言。さらに「今大会、VARは私たちに優しくなかった。日本戦でもPKの可能性があったがVARのチェックが入らなかった」と、日本代表を2-1で下した準々決勝の判定にも不満を口にした。


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 準々決勝で日本を破り、準決勝に駒を進めたイランだが、ガレノイ監督の眼光は険しかった。アジア杯公式YouTubeチャンネルでも配信された前日会見。「明日の試合は非常に重要。選手たちには日本の試合は忘れるように、重要なのはカタールを倒して決勝に進むことだと伝えた」とすでに次戦に集中していることを強調した。

 準決勝で対戦するのは前回大会の王者で地元開催のカタール。アウェーでの戦いとなる上、主審はカタールと同じアラブ系のクウェート人が配置された。さらに、仮に決勝に進出した場合も、6日に韓国を破って決勝進出を決めているヨルダンよりも1日休みが少ない状況になる。不利な条件が重なることを報道陣から指摘されると、ガレノイ監督は通訳を交え、こう口にした。

「審判に関する質問については、私たちに関係するものではなく、AFCやコミッショナーらの決断に関するもの。その責任者が回答すべきものだ。休みの件に関しては、日本戦でも問題だった。休みの時間が72時間以下しかなかった。そして付け加えたいのは、今大会VARは私たちに優しくなかったと少なくとも言える。日本戦でもサルダル・アズムンはPKを与えられる可能性があったが、VARのチェックが入らなかった」

 香港英字紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」も「イランは48年ぶりの決勝を目指すが、監督はクウェート人を主審にした選択に疑問を呈す」と題し、ガレノイ監督の他のコメントを引用。同紙によると「クウェート人の主審をこの試合に配したことはAFCが対処しなければならないこと」「世界中の人たちがこの試合を見ている。彼らは公明正大でフェアなプレーを見たがっている。あらゆる側面でフェアプレーは適用されるべきだ」と主張したという。

 ガレノイ監督は日本戦の前も「リカバリーの時間は最低でも72時間以上であるべきというのがFIFAのルールだったと思う。しかし、我々は日本戦に向けてそれだけの時間が与えられていない」と語り、日程面の不平等さを訴えていた。

(THE ANSWER編集部)


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