敗退決定でも笑った韓国監督、批判の声もどこ吹く風 地元メディア呆れ気味「理解できない」
カタールで開催されているサッカーのアジアカップは6日(日本時間7日)、準決勝を行い64年ぶりの優勝を目指した韓国は0-2でヨルダンに敗戦し決勝進出を逃した。8強で脱落した日本代表に続く優勝候補の敗退。試合後、ユルゲン・クリンスマン監督が笑顔を見せていたことに、韓国メディアからは批判が噴出。指揮官は「相手がより良い試合を見せて勝利した時に祝うのは当然」と、どこ吹く風だ。
クリンスマン監督は反論「相手がより良い試合を…祝うのは当然」
カタールで開催されているサッカーのアジアカップは6日(日本時間7日)、準決勝を行い64年ぶりの優勝を目指した韓国は0-2でヨルダンに敗戦し決勝進出を逃した。8強で脱落した日本代表に続く優勝候補の敗退。試合後、ユルゲン・クリンスマン監督が笑顔を見せていたことに、韓国メディアからは批判が噴出。指揮官は「相手がより良い試合を見せて勝利した時に祝うのは当然」と、どこ吹く風だ。
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韓国紙「朝鮮日報」が報じている。記事は試合終了のホイッスルの後「選手たちは止まっていた」として、韓国イレブンがピッチに倒れ込み、なかなか起き上がれなかった様子を伝えている。主将ソン・フンミンは「10分ほど止まって、頭を下げていた。瞳を赤くし、試合直後のインタビューでは申し訳ないとだけ5回も言った」と、ショックは大きい様子だった。
一方で、クリンスマン監督は「明るく笑っていた」のだという。ヨルダンの監督やコーチと握手し、笑いながら話していた。記事は「ソン・フンミンを称える時は表情が固まったが、なぐさめ終わった後にはまた普段の笑顔を作った」と批判的だ。
試合後の記者会見でも、この笑顔についての質問が飛んだ。クリンスマン監督は「今日のように、相手がより良い試合を見せて勝利した時に祝うのは当然だと思う」「相手が上手だった時、それを私たちは受け入れなくてはならない。それでも笑って祝ってはいけないというのなら、観点によって違って見えるようだ」と、あくまで考え方の違いとしてこの批判をかわした。
また、韓国メディア「ニュース1」はより明確に批判的だ。「客観的に戦力が落ちるチームを相手に恥辱的な完敗を喫したあと、笑みを浮かべて怒りを買っている」とファン感情を伝えている、
笑顔論争はこれが初めてではなく、記事は「クリンスマン監督はグループリーグでマレーシアと3-3で引き分けるなど、拙い試合を重ねたあとの笑顔ですでに議論を呼んでいたが、大会を脱落した瞬間にも変わらなかった」と、笑顔を重ねたことも問題視している。
一方で会見では笑顔に対する質問が繰り返されると「顔が赤くなるほど怒った」としている。記事はさらに「チームのメンバーと、応援するファンたちが喪中のような雰囲気なのに、相手チームに対する尊重が先に立つのは理解できない」と呆れ気味だった。
(THE ANSWER編集部)