アジアカップ準決勝

　カタールで開催されているサッカーのアジアカップは6日（日本時間7日）、準決勝の韓国―ヨルダン戦が行われ、ヨルダンが2-0で勝利。史上初の決勝進出を果たした。第2回大会以来、64年ぶり3度目の優勝を狙った韓国はベスト4敗退。ユルゲン・クリンスマン監督はこの敗退での辞任を否定。「何が上手くいかなかったのかを連盟と話し合う」などと語ったと海外記者が伝えている。

【注目】「運動すると胸って垂れる？」「もめば大きくなるって本当？」　バストにまつわる“あるある”なウワサ話に答えます（W-ANS ACADEMYへ）

　ここまで4戦連続で後半アディショナルタイム（AT）に得点するなど、劇的な勝ち上がりを見せてきた韓国。0-0で前半を折り返したが、後半8分にパク・ヨンウが後ろに下げたボールをインターセプトされ、最後はヤザン・アル・ナイマトに決められた。さらに同21分にはペナルティエリア外からムサ・アル・ターマリが狙いすましたようにゴール左隅へ。0-2とされ、そのまま敗れた。

　ロイター通信のシニアスポーツ特派員であるロヒス・ネイヤー氏は自身のXで試合後のクリンスマン監督のコメントを紹介。この敗退で辞任はしないと語ったそうで「私はそうする計画はない。この大会を分析する。チームとともに韓国に戻って、大会で何が上手くいき、何が上手くいかなかったのかを連盟と話し合う」と今後について語ったという。

　試合後には笑顔も見えたことについて問われると「相手のチームとコーチが我々よりも優れていた場合、祝福するのは私にとって普通のこと。敬意を示したんだ。もし笑うべきじゃないというのであれば、我々は意見の違うアプローチをとっているということだ」と説明。「非常に落胆しているし、怒っている。我々はもっと良い試合をするべきだったからだ…。もちろん、今夜は笑顔で歩き回るようなことはない。試合に負けた理由はあり、我々はそれを受け入れなければいけない」とも振り返ったと伝えられている。

　8強敗退となった日本代表とともに、優勝候補に挙げられていた韓国。今大会で64年ぶりの優勝を狙っていた。グループリーグは1勝2分けの2位突破。決勝トーナメント初戦サウジアラビア戦は1点を追う後半ATに追いつき、PK戦で勝利。続くオーストラリア戦も後半ATに追いつき、延長前半にソン・フンミンのFK弾で勝利していた。頂点にあと2勝まで迫っていたが、グループリーグでも2-2と引き分けていたヨルダンの前に屈した。