アジアカップ準決勝

　カタールで開催されているサッカーのアジアカップは6日（日本時間7日）、準決勝の韓国―ヨルダン戦が行われ、ヨルダンが2-0で勝利。史上初の決勝進出を果たした。ユルゲン・クリンスマン監督率いる韓国は第2回大会以来、64年ぶり3度目の優勝を狙った大会。FWソン・フンミンら大物選手を擁して優勝候補に挙がっていたが、ベスト4敗退となった。

【注目】「運動すると胸って垂れる？」「もめば大きくなるって本当？」　バストにまつわる“あるある”なウワサ話に答えます（W-ANS ACADEMYへ）

　ここまで4戦連続で後半アディショナルタイム（AT）に得点するなど、劇的な勝ち上がりを見せてきた韓国。この日も主将ソン・フンミン、イ・ガンインら欧州で活躍する選手たちがスタメンに名を連ねた。前半はヨルダンに攻め込まれるシーンも目立ち、42分にはヤザン・アル・ナイマトに守備陣が突破されてピンチに。しかしGKチョ・ヒョヌが顔面で強烈なシュートをセーブ。身を挺して守った。

　0-0の前半29分にはソル・ヨンウが敵陣ペナルティエリアに侵入。チェックにきたヤザン・アル・アラブと接触し、一度はPKと判定された。しかしVARの介入後、判定が覆ってPKは取り消し。スロー映像では衝突前にソル・ヨンウが足を踏んでしまっていたようで、ヨルダンボールで再開となった。

　0-0で迎えた後半8分、パク・ヨンウが後ろに下げたボールをヨルダンがインターセプト。一気にゴール前に迫られ、最後はヤザン・アル・ナイマトが冷静に決めた。さらに同21分にはペナルティエリア外からムサ・アル・ターマリが狙いすましたようにゴール左隅へ。韓国を2-0とリードした。

　後半43分にはチョ・ギュソンが敵陣ペナルティエリア内で倒れるが、これはシミュレーションと判定されてしまいイエローカードが提示された。試合はこのまま終了。ヨルダンが歓喜の決勝進出となった。

　8強敗退となった日本代表とともに、優勝候補に挙げられていた韓国。今大会で64年ぶりの優勝を狙っていた。グループリーグは1勝2分けの2位突破。決勝トーナメント初戦サウジアラビア戦は1点を追う後半ATに追いつき、PK戦で勝利。続くオーストラリア戦も後半ATに追いつき、延長前半にソン・フンミンのFK弾で勝利していた。頂点にあと2勝まで迫っていたが、グループリーグでも2-2と引き分けていたヨルダンの前に屈した。