アジアカップ準々決勝　韓国―オーストラリア戦

　カタールで開催されているサッカーのアジアカップは2日（日本時間3日）、準々決勝のオーストラリア―韓国戦が行われ、延長戦の末に韓国が2-1で逆転勝利。ベスト4進出を決めた。1点を追う後半アディショナルタイム（AT）にエースFWのソン・フンミンがPKを獲得。これをFWファン・ヒチャンが決めて1-1で延長戦に突入し、最後はソン・フンミンの逆転FK弾で勝利した。韓国は6日（日本時間7日深夜）の準決勝でヨルダンと対戦する。

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　韓国は中2日、オーストラリアは中4日と日程的にはオーストラリアが有利な状況。それでも韓国は随所にいい動きを見せ、前半31分にはファン・ヒチャンがゴールネットを揺らした。しかしこれはオフサイド判定。直前にパスを送ったソル・ヨンウの飛び出しがわずかにラインから出ており、得点は認められなかった。

　試合が動いたのは同42分。韓国が自陣ペナルティエリア付近でのパスをインターセプトされると、オーストラリアがボールを繋ぎ、最後はナサニエル・アトキンソンのクロスからクレイグ・グッドウィンが右足で得点した。

　後半は韓国がピンチをしのぎながらもオーストラリアゴールに迫るが中々得点できない。しかし後半AT、またも土壇場で踏ん張った。主将ソン・フンミンがペナルティエリアに侵入。ミラーに足をかけられて転倒し、PKを獲得した。VARがチェックするも判定は変わらず。このチャンスをファン・ヒチャンがきっちり決めて同点に持ち込んだ。

　さらに延長前半、FKのチャンスにソン・フンミンが右足を振り抜き、壁の上を通してゴール左隅に突き刺した。逆転ゴールに韓国イレブン、ファンも沸き立ち、国際映像の英語実況も「素晴らしい！」「なんてゴールだ！」と興奮気味だった。試合はこのまま終了。2-1で韓国が死闘を制した。

　韓国は30日（日本時間31日）のサウジアラビア戦でも1点を追う後半ATに途中出場のチョ・ギュソンが値千金の同点ヘッド。1-1と追いつき、PK戦をものにして勝ち上がっている。なお日本代表は3日、準々決勝でイランと対戦する。