日本人審判への敬意の行動でも話題、タジキスタン名物監督の快進撃止まる「ヨルダンにも賛辞を」
カタールで開催されているサッカーのアジアカップ(杯)は2日、準々決勝タジキスタン―ヨルダン戦が行われ、ヨルダンが1-0で勝利した。初出場で8強入りの快挙を成し遂げたタジキスタンはここで敗退。今大会では様々なシーンで話題を振りまいた“名物”監督のペタル・シェグルト氏は選手を称えながら「私たちはヨルダンの選手たちに敬意を払わなければならない」と殊勝なコメントを残した。
アジアカップ
カタールで開催されているサッカーのアジアカップ(杯)は2日、準々決勝タジキスタン―ヨルダン戦が行われ、ヨルダンが1-0で勝利した。初出場で8強入りの快挙を成し遂げたタジキスタンはここで敗退。今大会では様々なシーンで話題を振りまいた“名物”監督のペタル・シェグルト氏は選手を称えながら「私たちはヨルダンの選手たちに敬意を払わなければならない」と殊勝なコメントを残した。
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タジキスタンはグループリーグ(GL)A組を2位突破。初出場で決勝トーナメント進出を果たすと、1月28日(日本時間29日)のUAE戦は1-1のままPK戦へ。2大会連続で4強入りしていた強敵を相手に見事5-3で勝利し、快進撃を続けていた。ヨルダン戦では0-0の後半21分に右CKからオウンゴールで失点。そのまま敗れたが、大会に新たな風を吹き込んだ。
試合後、カタールのスポーツ専門局「beINスポーツ」のXでは「タジキスタンのボス、シェグルトによる一流の締めくくり。彼が大会からいなくなると寂しくなる」との文言とともに、シェグルト監督のインタビュー映像が公開された。
「全て(の称賛)をタジキスタンの選手たちに与えないといけないと思う。私たちは全力を尽くした。怪我もあったが、全てを出し切ったと思う」と8強入りを果たした自チームの選手を称えながら、「ヨルダンにも賛辞を送らねばならない。あなたたちは勝利に値する。非常に良い試合をしていた」とコメントした。
シェグルト監督は会見時、自ら報道陣の一人一人に握手を求める映像が大会公式SNSで公開されるなどその律儀な行動が話題に。GLカタール戦で敗れた後には日本人主審の判定に強い不満の声も漏らしていたが、UAE戦に勝利した後には選手たちの輪に加わる前に、日本人主審に握手を求め、さらにうなだれる相手選手に握手を求めていた。
その言動とチームの快進撃から話題を集めていた指揮官は「時には運が必要で、今日私たちにはそれがなかった。しかし、私たちはヨルダンの選手たちに敬意を払わなければならない。とても良いゲームだった。だからヨルダンを祝福したい」と最後まで相手を称えていた。
(THE ANSWER編集部)