劇的な展開となった韓国―サウジ戦に中国ファンの反応もさまざま

　日本代表が出場しているサッカーのアジアカップは30日（日本時間31日）、決勝トーナメント1回戦を行い、E組2位の韓国がF組1位のサウジアラビアと対戦。1-1のままPK戦となり、最後は4-2で勝利した。すでに敗退している中国のサッカーファンからは「韓国、日本頑張れ。決勝で出会い、我々東アジアが西アジアより強いことを示してほしい」と決勝で日韓激突を期待する声が上がった。

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　開催地カタールに隣接するサウジアラビアから大勢のサポーターが集結した一戦。アウェー状態を強いられた韓国は後半開始早々に先制され、敗退直前のアディショナルタイムに途中出場のチョ・ギュソンが値千金の同点ヘッド。1-1と試合を振り出しに戻し、試合はPK戦にもつれ込んだ。4-2で制し、120分の死闘をモノにした韓国。この戦いを多くの中国ファンも見守っていた。

　結果を報じた中国メディア「ジーボーバ」の記事には多くのコメントが寄せられ、目立ったものの一つが日韓激突。「日韓サッカーは世界に向けて黄色人種の力をアピールしている」「早く日韓大戦が見たい！」「日本とイランが残り、最終的に決勝は日本と韓国だ！」「韓国、日本頑張れ。決勝で出会い、我々東アジアが西アジアより強いことを示してほしい」。実現するのは決勝のみだが、東アジア同士の頂上決戦に期待を膨らませた。

　また、「技術、戦術ともにハイレベルで、アジアの国の間の試合だとは思えないほどの素晴らしい試合だった」「とにかく、とても見応えがあった。これこそ世界的な戦いだ。素晴らしすぎた」と試合内容を称賛する声も目立つ。

　一方で「これこそアジアカップの本来の姿だ。中国代表の3試合のレベルは、アジアカップを侮辱するものだったと思う」「アジアカップも16強の決勝トーナメントで強いチーム同士の対決が始まった。中国代表がボロボロのレベルで決勝トーナメントに進めなかったのは少しも不思議ではない」「アジアのレベルはかなり高くなった。中国代表はこのレベルには届いていないと感じた」とグループリーグ敗退した自国代表へ切ない嘆きも相次いだ。

　日本は31日の決勝トーナメント1回戦でバーレーンと戦う。