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韓国選手が突然の「猿真似」侮辱ポーズで物議 日本戦で大問題に発展、本人は弁明「欧米人に…」【アジアカップ事件簿】

1956年に創設され、今回で18回目を迎えるサッカーAFCアジアカップも決勝トーナメントの戦いがスタート。日本代表の5度目の優勝にも期待がかかる。アジアの頂点を懸けた戦いでは、これまで数々の事件も起きている。日韓戦となった2011年カタール大会準決勝では、韓国選手がゴールを決めた後のセレブレーションで“猿真似”ポーズをとって大騒動。人種差別や陰謀論まで飛び出し、サッカーの枠を超えた問題に発展した。

“猿真似”ポーズをとって大騒動となったキ・ソンヨン(撮影は2011年)【写真:Getty Images】
“猿真似”ポーズをとって大騒動となったキ・ソンヨン(撮影は2011年)【写真:Getty Images】

アジアカップで起こった事件を振り返る

 1956年に創設され、今回で18回目を迎えるサッカーAFCアジアカップも決勝トーナメントの戦いがスタート。日本代表の5度目の優勝にも期待がかかる。アジアの頂点を懸けた戦いでは、これまで数々の事件も起きている。日韓戦となった2011年カタール大会準決勝では、韓国選手がゴールを決めた後のセレブレーションで“猿真似”ポーズをとって大騒動。人種差別や陰謀論まで飛び出し、サッカーの枠を超えた問題に発展した。


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 多くの人を唖然とさせた。2011年1月25日、カタール大会準決勝の日韓戦。0-0で迎えた前半23分、韓国のキ・ソンヨンがPKを決めた後に問題のシーンが生まれた。ゴールを決めたキ・ソンヨンは味方の祝福を受けて囲まれながら、鼻の下を伸ばし、左手で頬をかくようなポーズ。試合後、日本サッカー協会は韓国サッカー協会に対して事情説明を求めたが、韓国側からの返答は「日本に向けたものではなかった」というものだった。

 キ・ソンヨンは当時、英スコットランド1部セルティックに在籍し、人種差別のヤジを受けたことが指摘されていた。そうした背景もあり、韓国のチーム統括責任者を通じて「欧米人向けに行ったパフォーマンス」と弁明したという。日本協会としてもそれ以上の追及を行わず、抗議もしないという結論に至った。

 とはいえ、国際映像でも大きく映し出され、証拠として残っていることは確か。当時はSNSで発信することが現在ほど盛んではなかったとはいえ、日本でも“侮辱行為”としてとらえるファンも少なくなかった。

 試合は前半に前田遼一のゴールで日本が追いつき、延長戦に突入。同後半に途中出場の細貝萌のゴールで勝ち越すも、終了間際に同点弾を浴びてPK戦にもつれ込んだ。ここで日本の守護神・川島永嗣が立ちはだかり、韓国は3人連続で失敗。日本は3人目の長友佑都が失敗したものの、3-0で退けて決勝進出を果たした。

(THE ANSWER編集部)

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